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#24

命を救う!スゴ腕ドクター24
~肩こり・足の病・すい臓がん~

患者のために全力で闘う〝ニッポン名医〟のスゴ腕ぶりに迫ります!
今回は、五十肩のほか、外反母趾から末梢動脈疾患まで「足の病」をすべて治療するスペシャリスト、さらにこれまで「手術不可能」ともいわれた患者のすい臓がんの手術法を徹底取材!

 


■肩こり(五十肩)
東北大学病院 整形外科 井樋栄二医師

中高年の多くが悩む肩こりや肩の痛み。その中には「五十肩」と呼ばれる病気が潜んでいるかもしれない。五十肩は、加齢により肩の関節に炎症が起き、やがて肩の関節が動かなくなる病気。東北大学病院の井樋栄二教授はそんな五十肩の治療のエキスパート。
五十肩を内視鏡で治療するスゴ腕ドクターだ。肩に関する長年の研究でそれまで知られていなかった肩の固定の方法を世界で初めて提唱するなど日々、肩の病気に苦しむ患者の治療に励んでいる。

 


■足の専門外来・下肢静脈瘤

 

順天堂医院「足の疾患センター」
田中里佳医師

去年4月、日本の大学病院初の足の専門外来「足の疾患センター」が順天堂大学医院にオープンした。
この足の疾患センターの副センタ―長を務めるのが田中里佳医師。水虫や外反母趾から足の切断にいたる末梢動脈疾患まで「足の病」をすべて治療するスペシャリストだ。

 

東京血管外科クリニック 榊原直樹医師
足の血管がこぶのように膨らむ「下肢静脈瘤」。
血液がうまく流れないため、足のむくみや痛みなどの症状で苦しむ患者も多い。
東京血管外科クリニックの榊原直樹医師は、下肢静脈瘤を手術で治すエキスパート。スーパーグルーと呼ばれる特殊な接着剤を使った最新治療に挑み、中には驚きの効果が!

 


■すい臓がん~生存率8%の壁に挑む~
名古屋セントラル病院 中尾昭公院長

がんの中で最も治療が難しいがん、膵臓がん。
膵臓がん患者が5年後も生存している確率は約8% ※1 。自覚症状が少なく、進行してから見つかることが多い恐ろしいがんだ。
東北楽天ゴールデンイーグルス星野仙一元監督や八千草薫さんも膵臓がんで亡くなった。そんな恐ろしい膵臓がん手術のスペシャリストが、名古屋セントラル病院の中尾昭公院長。他の病院では「手術不可能」と言われた患者をも救っている。膵臓がんの中でも治療が難しいのが、膵頭部の門脈にまでがんが広がった症例だ。門脈は、腸から肝臓に毎分1ℓもの血液を送り出す、重要な血管。切除すると大出血を起こすため、これまでは切除が不可能だった。しかし、中尾院長は、自らが考案した「門脈カテーテルバイパス法」で、門脈にまで広がった膵臓がんを手術することに成功。これまで「手術不可能」といわれた多くの患者を救ってきた手術法に迫る。

※1 国立がん研究センターがん情報サービス
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html