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#318

入善町下山芸術の森 発電所美術館ⅠⅡ

白馬岳や朝日岳などの北アルプス連峰を背景に広がる黒部川扇状地。その田園風景の中に「下山芸術の森」がある。アーティストの宿泊設備やアトリエも備え、その中心施設が「発電所美術館」である。大正15年(1926)に建設された水力発電所を町が譲り受け、美術館として再生した。レンガを張った鉄筋コンクリート造2階建、内部は天井高約10mの大空間。水が流れ込んできた導水管、発電機1機などの遺構が残され、これらにインスピレーションを得たアーチストの作品を展示している。自然環境と調和した歴史ある建物を美術館として活用した例として貴重。