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#324

旧稲葉家別邸ⅠⅡ

この建物は、廃藩置県に伴って東京に移住した旧藩主・稲葉家の臼杵滞在所として明治35年(1902)に建築された。御門を抜け玄関の先で最初に客を迎え入れる建物が「大書院」。敷地中央に南面して建つ公的な接客空間の面影を残している。大書院の東側に畳廊下を介して繋がるのが「御居間」棟。当主の御座所として使用したと考えられる。武家屋敷の格式を備えている。御座所の南に位置するのが「台所」棟。木造2階建で吹き抜けの土間が配されている。その他、土蔵、東門、外塀も登録有形文化財である。