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BS朝日 ザ・ドキュメンタリー
大増殖!外来スズメバチ VS 命懸け地上30m全滅作戦2
攻撃性と繁殖力が高く、驚異的なスピードでその生息圏を拡大するというツマアカスズメバチ。
国内では、2012年に対馬で初めて発見。翌年には営巣が発見され、繁殖している事が確認された。
2015年に「特定外来生物(緊急対策外来種)」に指定され、今まさに国内での拡散が防げるかどうかの、水際での撃滅作戦が注目されている。
そんな中、昨年は対馬島内で過去最高の約350個のツマアカスズメバチの巣が発見された。今まで発見数が少なかった島の南側でも発見が相次ぎ、確実にその生息範囲を広げているという。
撃滅作戦の最前線…巣の撤去の現場に密着。森と平地の境界付近の高い木の上に巣を作る習性があるというツマアカスズメバチ。クレーン車なども入れない森林の中、時に30mもの高さの木に、1mを超える場合もあるという巨大な巣を作るため、その撤去は命がけ。駆除の知識と木登りのスキルを合せ持ったツマアカスズメバチハンターに撃滅の命運が託されていた。
さらに、国を挙げての対策が急がれる中、近年日本を襲った「ヒアリ」などの防除研究を行った、外来生物防除のスペシャリスト・国立環境研究所の五箇公一氏を中心とするグループが、科学的に巣を壊滅させる新たな取り組みを本格運用。果たして、長年対馬を脅かすツマアカスズメバチ撲滅に革命的な変化は訪れるのか。
今、目の前にある危機。かつてのブラックバスやカミツキガメ、マングースなどの様に、日本の生態系を壊す問題になり得る事態を防げるか…。
初回放送日:2019年11月11日(月)