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#42

エジプト大発掘 神になった動物たち

2017年2月、先史時代の沢山の動物の骨が古代エジプトの遺跡で発見されました。 科学的な分析をすると、これらの骨はジャッカルやハヤブサ、クロコダイルなど多様な動物が長期間にわたって飼育されていたことを示唆していました。発掘を進めるとナイル川のワニやカバ、南部アフリカの象にヒヒ、サハラ砂漠のダチョウやキツネなど、多様な種が広大な地域から連れてこられたということが分かってきました。さらに調べると、これは単なる動物園のようなものではなく、動物たちが信仰の対象として集められて来たものだということが見えてきました。しかし、これらはファラオが権勢を誇示した時代よりも、さらに約5世紀も前にさかのぼる時代のことです。 この時代に何があったのでしょうか?
考古学者のレオ・フリードマンは、この発見が5千年前の謎を解き明かすことができると信じています。古代エジプトの壁画を飾る、動物の顔をした神々。いつ、どのようにして古代エジプト独特の宗教が始まったのか?
フリードマンと彼女のチームは、この発見がエジプト考古学の謎を解く新たなカギだと考えています。


(C)Blink Films

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