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#54

エジプト大発掘 ツタンカーメン 死に込めた願い

ツタンカーメン王墓の最新調査に密着!早逝の王の死に込められた「願い」とは…。
 
墓の壁を彩る華やかな装飾。ミイラとして丁寧に処置され、輝く棺に納められた遺体と、幾千もの副葬品。ツタンカーメンの墓は、発見されてからずっと、驚くべき発見をもたらしてきました。そもそも、ツタンカーメンはなぜ、こんなにも大量の宝物と共に葬られたのでしょうか?新たに見つかった遺物を科学的に分析する中で、ツタンカーメンの死にまつわる壮大な物語が明らかになってきました。
カイロ近郊にある「大エジプト博物館」は、黄金、宝石、日用品、食物、「シャブティ」という小さな人形の軍隊など、5000点以上のツタンカーメンの副葬品を管理しています。研究者たちは、古代エジプト人が「ファラオが死後の世界でも豊かに暮らせるように」と考え、多くの品々を揃えたのだろうと考えています。その一方、古代エジプト人は「死後の王には果たすべき使命がある」と信じていました。船や武器といった副葬品は、死後の世界で王を待ち受ける、戦いに備えたものだといいます。死したファラオは、何との戦いを運命づけられていたのでしょうか。
若きツタンカーメンの治世には敵も多く、歴代の王の名を記した表から、その名を消されるという悲劇にも遭います。早逝の王の副葬品の数々から、古代エジプト人が死に込めた「願い」をひもときます。


© BLINK FILMS 2019

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