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#29

野生の掟 チーター母子の生存競争

アフリカ・ジンバブエの草原で、自然写真家キム・ウォルターのカメラは1匹のチーターとそのうしろをついて行く小さな5匹の子供たちの姿をとらえました。子供たちはまだ生後3か月くらいのよちよち歩き。
ウォルターは半年以上もこの雌のチーターを追いかけていて信頼関係を結んでいました。こつ然と姿を消して半年、こうして子供を連れて再び姿を現したのです。

シングルマザーである母親は、か弱い5匹の子供たちを外敵から守りながら乳をあたえ、草原で暮らしていくための術を教えようと目の前でインパラを倒して見せます。

母親が見守っているとはいえ、やはり野生の世界ではたやすく生き抜く事は出来ません。
様々な困難の中で、5匹の子供たちはその数を減らしていきました。
1年以上にわたって、このチーター母子の生活に信じられないほど親密な距離で密着したウォルター。
チーター母子に待っていた運命の結末は…。


(C) 2016 Kim Wolhuter

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