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#14

”Athlete” 一ノ瀬メイ(近畿大学 水上競技部・日本代表)
”With” 山本晴基 (近畿大学 水上競技部ヘッドコーチ)

パラリンピックの水泳競技は、競泳のみで、オリンピックと同じく
「自由形」「平泳ぎ」「背泳ぎ」「バタフライ」「個人メドレー」
「メドレーリレー」「フリーリレー」の7種目で行われる。

競技の公平性を保つため、
障がいの程度や運動機能に応じ14のクラスに分かれてタイムを競う。

そんな水泳競技で5つの種目で日本記録を持ち、
2020年東京パラリンピックで期待がかかる選手が、一ノ瀬メイ(20)だ。

先天性右前腕欠損症のために、右腕の肘から先が短い。

1歳半の時に水泳を始め、
7歳の時、京都市障がい者スポーツセンターで本格的に水泳を始めた。
中学2年生の時には、アジアパラ競技大会で日本代表に選ばれると
日本新記録で銀メダルを獲得。一躍、脚光を浴びるようになった。

現在は、より高みを目指すため、多くのオリンピック選手を輩出する名門、
近畿大学の水上競技部で練習に励んでいる。

そこで一ノ瀬を指導しているのが、山本晴基ヘッドコーチ(34)
「誰が見てもトップアスリートと認められる選手に育てたい」という想いを胸に、
指導にあたっている。

去年挑んだ、リオパラリンピック。
一ノ瀬は、個人では6種目に出場したが結果は惨敗。
「あわよくばなんて通用しない世界」…パラリンピックのレベルの高さを思い知り
現在2人は新たなトレーニングを始めている。

3年後の東京パラリンピックに向け、成長を続ける2人に密着した。

一ノ瀬メイ(20歳)

所属:近畿大学 水上競技部
1997年3月17日生まれ
先天性右前腕欠損症のために、右腕が人よりも短い。
去年、パラリンピック初出場を果たした、東京パラリンピック期待のスイマー。
現在は5つの日本記録を持つ。
200m個人メドレー・クラスSM9、
100m背泳ぎ・クラスS9、
100m平泳ぎ・クラスSB9
50m バタフライ・クラスS9、
50m 自由形・クラスS9

山本晴基(34歳)

所属:近畿大学 水上競技部
1983年2月9日生まれ
近畿大学水上競技部のヘッドコーチ。
水上競技部のヘッドコーチとして、
一ノ瀬の練習メニューを考えたり、遠征に帯同したりしている。