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    #37

    “Athlete”中村智太郎
    “With”曽和拓人(コーチ)

    パラリンピックの水泳競技は競泳のみで、オリンピックと同じく「自由形」「平泳ぎ」「背泳ぎ」「バタフライ」「個人メドレー」「メドレーリレー」「フリーリレー」の7種目で行われる。
    競技の公平性を保つため、障がいの程度や運動機能に応じ14のクラスに分かれてタイムを競う。

    2020年東京パラリンピックで金メダル獲得の期待がかかる選手が両腕のないスイマー・中村智太郎(34)。
    これまで4大会連続でパラリンピックに出場し、銅と銀2つのメダルを獲得している。

    生まれた時から両腕がなかったが、足だけで何でも自分でこなし活発に育っていった中村。
    水泳を始めたのは5歳の時。「おぼれないように」と両親の勧めだった。
    競技を始めるとメキメキと上達し、小学4年生の時には全ての泳法をマスターする。

    中学の担任の先生がキッカケでパラリンピックの存在を知ると、人生が一変する。
    障がい者水泳の大会に出場するようになり、パラリンピックを目指し猛練習。
    高校卒業後、20歳でパラリンピックに初出場を果たし、銅メダルを獲得。
    2011年にはパラ・パンパシフィック大会で1分21秒79の世界タイ記録(当時)を出し、翌2012年ロンドンパラリンピックでは銀メダルを獲得。
    世界屈指のパラスイマーに成長した。

    そんな中村をサポートしているのが、コーチを務める曽和拓人(36 )。
    2014年に先輩コーチの退職に伴い、中村の指導を引き継いた。
    曽和はパラスイマーの指導は初めてだったが、同年代の中村とすぐに打ち解け、選手と指導者の枠を超えて友人や兄弟のような関係に。プライベートでも家族ぐるみで付き合いがある。

    東京パラリンピックで自己ベストの更新、そして悲願の金メダル獲得へ。二人の挑戦を追った。

    中村智太郎(34)※写真左

    所属:日阪製作所
    1984年7月16日 兵庫県生まれ
    5歳の時に水泳を始め、小学4年生で4種目泳げるまでに上達。
    同じ障害の選手が2000年のシドニーパラリンピックに出場したのがきっかけで、本格的に競泳を始める。専門種目は100m平泳ぎ。
    2004年アテネパラリンピックで銅メダル獲得
    2008年北京パラリンピック5位
    2012年ロンドンパラリンピックで銀メダルを獲得。
    2016年リオパラリンピック7位。
    2020年東京パラリンピックを目指し、地元和歌山で練習に励んでいる。

    曽和拓人(36)※写真右

    所属:パルポート彩の台
    1982年12月29日生まれ
    2014年から中村のコーチを務めている。
    コーチ業以外では実家の曽和刺繍で働いている。
    趣味は車いじり。中村と一緒に車をカスタムしたりして遊ぶこともある。

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