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#39

“Athlete”古川佳奈美(パラ卓球選手)
“With”古川倫子(母)

2020年東京パラリンピックで金メダル獲得を目指す、パラ卓球・知的障がいクラスの古川佳奈美(21)。
彼女には、“軽度知的障がい”と“自閉症”がある。

2017年のアジア大会で優勝し、2018年の世界選手権では3位に輝いた。
世界ランキングは、日本人トップの7位(2019年2月時点)。

古川の武器は、知的障がいのクラスで習得している選手がほとんどいない、『しゃがみこみサーブ』。
同じようなフォームから、数種類の回転を打ち分ける。
平日は、明太子の製造工場で働き、夕方から練習場へ通っている。

そんな卓球漬けの古川を支えているのは、母の倫子さん(48)。
卓球を楽しく続けてほしいと、外出時の持ち物の確認や毎日のお弁当作り、スケジュール管理、移動方法など、さまざまな面でサポートをしている。

母が1歳離れた妹との成長の違いに気づいたのは、小学生の頃。
古川が小学校中学年の頃には、妹から小学校低学年で習うことを教えてもらっていたという。
そして、小学4年生の時に専門機関で受診をすると、障がいと診断された。

転機は、中学に入学した頃。友人と一緒に入部した『卓球部』。
中学、高校と、楽しく卓球に打ち込んだ。
卓球を始めてからは、自信や積極性がつき、笑顔も増えたという。

高校を卒業後、練習場所がなくなってしまう。
卓球で変わる娘を見てきた母・倫子さんは、卓球を続けてほしい一心だった。練習場と、障がいを受け入れてくれるコーチを探し、奔走。
現在のコーチと出会い、急成長を遂げた。

卓球を続けさせてくれ、サポートしてくれる母が大好きだという古川。
東京パラリンピックでの金メダル獲得を目指す、母娘の物語に迫った。


■古川佳奈美(ふるかわ・かなみ)※写真左

1997年7月27日 福岡県生まれ。
軽度知的障がいと自閉症がある。
中学進学時、友人に誘われ卓球部に入部。
中学、高校と卓球を続けた後、博多卓球クラブへ。
2017年 ITTFパラ アジア大会で優勝。
2018年 世界選手権3位。
現在の世界ランキングは7位で日本人トップ(2019年2月時点)。

■古川倫子(ふるかわ・みちこ)※写真右

古川佳奈美の母。
娘が楽しく卓球を続けられるよう、さまざまな面でサポートをしている。