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#56

”Athlete” 村岡桃佳(アルペンスキー・陸上選手)
”With” 村岡秀樹(父)

2017年、パラアルペンスキーで冬の平昌パラリンピックへ挑む村岡桃佳を放送した。
2018年、村岡は史上最多、金メダルを含む5つのメダルを獲得した。

その後、東京パラリンピック出場を目指し村岡が始めたのは車いす陸上100m。
「平昌が終わってもう一回陸上をやってみたいなって気持ちが膨らんできた」と
挑戦を決めた。

実は村岡にとって車いす陸上はスポーツの原点。
4歳の時に突然足が動かなくなり、急性横断性脊髄炎と診断され車いす生活になった。
父の秀樹さんに連れられ、障がい者スポーツの体験会やイベントに足を運び、
様々なスポーツに触れ、そこで夢中になったのが陸上だったのだ。

パラアルペンスキーとはまったく違う陸上で世界と戦うために。
埼玉にキャンパスを構える早稲田大学大学院に通いながら、毎週末は岡山へ通う。
そのわけは
パラリンピック3大会連続出場中の松永仁志が中心になり立ち上げた
実業団チーム「WORDL-AC」にて武者修行するため。

松永は一流選手でありながら、リオ銀メダリストで数々の世界記録を持つ佐藤友祈などを育てた名指導者でもある。

村岡は松永の元で、過酷なトレーニングに打ち込み急成長を遂げている。
2019年5月に本格的に競技を始め、
7月には日本新記録(17秒38)2020年1月には世界ランキング6位(16秒34)と
短期間に大幅にタイムを縮めている。

2021年の東京パラリンピック、そして2022年の冬期・北京パラリンピック。
二刀流で競技に打ち込む村岡桃佳の挑戦に迫る!


村岡桃佳(23歳)

所属:トヨタ自動車
1997年3月3日生まれ
4歳で、脊髄が炎症を起こす事による神経障害で下半身麻痺になり
車椅子生活になった。
小学2年生の時に車いす陸上に出合う。
中学2年でパラアルペンスキーに出合う。
2018年平昌パラリンピックでは史上最多・金を含む5つのメダルを獲得。

村岡秀樹(51歳)

1969年4月5日生まれ幼い頃から村岡と共に障害者スポーツに取組み、常に娘を側で支えてきた。普段は、自営業の仕事をしている。