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街の様子は時代と共に変わる。 そして、人の記憶は時と共に徐々に薄れてゆく。 しかし、写真があればあの日に戻ることができる。 記憶の糸を紐解いてくれる。 大震災で東北の姿は変わってしまった。 その失われた風景を共有し、 復興への力に変えていこうというプロジェクトがある。 その写真に写っている場所が 今、どうなっているのか? そういった写真の見方を提案する写真集がある。 今しか残す事できない東京スカイツリーの姿を着工当初から撮り続けているカメラマンがいる。 時代と共に変わっていく風景。 その変化はそこに暮らす人の変化でもある。 変わりゆく姿を記録する事、 それは時代と共に変わりゆく人の姿を 記録する事でもあるのだ。 いつもの見慣れた町、あって当たり前に思っていた風景をたまにはじっくり観察してみよう。 そして、その姿を写真に収めてみよう。 その写真はきっと、十年後、二十年後に僕らの思い出を呼び覚ますための心のスイッチになるはずだ。