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【地球クライシス2021】渡辺直美がショック!大好物が食べられなくなる!?

地球クライシス2021 気候変動に具体的な対策を SDGs
お笑い芸人の渡辺直美が、BS朝日の開局20周年記念特別番組「地球クライシス2021~気候変動 壊れゆく世界~」(3月7日後9時〜)のMCを務めることになり、このほど、都内で収録が行われた。

 

地球の平均気温はこの百数十年で約1度上昇。わずかな変化がさまざまな異常を引き起こしていることから、2015年には「気温上昇を1.5度に抑える努力をする」と定めたパリ協定が159の国と地域で採択され、菅首相は2050年までに温室効果ガスの排出量をゼロにすると宣言。番組では気候変動の全貌を描いた英国BBCのドキュメンタリーと番組独自の取材映像を見ながら、渡辺が気象予報士の依田司、気候科学者の江守正多と地球の今と未来を考えていく。

 

温暖化については「毎年夏が暑くなっているなと思いますけど、33年しか生きていないので、その前のことは分からないです」と渡辺。BBCの映像では熱波によるコウモリの大量死、オーストラリア、米カリフォルニア州での山火事など世界の実情が紹介され、「気候変動という言葉は知っていても、ここまで大きなことになっているとは……。ショックを受けました」とビックリ。

 

その影響は日本にも。「日本近海の漁獲量が激変し、近い将来、寿司が食べられなくなる」との取材映像には、「それは困る! 私、一番好きなのがお寿司なんです。そんなこと考えたこともなかった。(相模湾に)あんな熱帯魚がいて、サンゴが普通にあるなんて、知らないんじゃないですかね」と再び驚きの声をあげた。

 

渡辺は2人の専門家に積極的に質問。「いろんな層の皆さんに楽しんでもらいたいと思っているので、見ている方たちからしたら、『直美、そんなことも知らないの?』といわれるかもしれないですけど、疑問に感じたこと、分からないことはできるだけ聞きました」と渡辺。初共演の依田は「それが大切。専門家の僕らも分かっているものとして話してしまうところがある。それをいちいち突っ込んでいただけるから、一つずつ立ち止まって、ちゃんとお話ができた」と振り返る。

改めて番組について、渡辺は「温暖化って遠い未来なのかなって思っていたんですね。それが番組を通して、すでに始まっているんだとかなり焦りを感じました。将来、自分たちが食べるもの、動物たちのことを考えなきゃいけない、深めなきゃいけない。今まで自分は何をしていたのかと反省もありますし、今すぐみんなに大きな声で伝えたいですね」。依田も「正直、堅苦しい内容ではあるんですが、直美さんが入っていただいて、視聴者と同じ目線が出た。素直な驚きを出していただき、非常に和やかな雰囲気で撮影が進みました。ご家族の皆さんで楽しんで見ていただける内容になったかなと思います」とアピールした。

 

江守も、「直美さんのキャスティングがすごく素晴らしかった。思っていた通り、柔らかい感じの方で、多くの人に見ていただけるんじゃないかなと思います。海外ではレオナルド・ディカプリオやビリー・アイリッシュのように気候変動問題に関心を持つセレブリティがいますが、日本ではまだいないと思う。多くの人が潜在的には関心を持っているテーマなのに、ちゃんと聞く機会があまりないんですよね。世界でいろんな影響が出ている。他人事に思えるけれども、途上国では深刻です。それを知るきっかけになってほしい」と話していた。

 

  • 収録を終えて

――番組で印象的だったことは?

 

渡辺「お寿司問題が一番衝撃で、嘘だろう? と思いました。お寿司って、永遠に食べられるものじゃなかったんだ。しかも、その魚がどんどん減っていったり、旬のものが獲れなくなってきた。あと一番は熱帯魚がなかなか見られない地域で見られるようになっているのはとても大きな問題ですね」

 

依田「お寿司だけじゃなくて、チョコレートや大豆がなくなって、お肉も食べられないという話題の後、(渡辺は)テンションが1段階も2段階に落ちていました(笑)」

 

渡辺「アハハハ。本当にそうですね。(テンションが下がるのは)プロとして失格ですね(笑)」

 

依田「実際、お寿司を握っている職人さんが、肌で温暖化を感じているというのが印象的でしたね」

――初共演の感想は?

 

渡辺「依田さんは説明がものすごくわかりやすいのが、非常にありがたかったですし、あと、話に入るのがすごくお上手。さすがでしたね」

依田「渡辺さんは日頃、テレビで見ているまんまだなと思いました。いきなり本番が始まったんですけど、普通なら、緊張する雰囲気のスタートだったんですが、和ませていただけました。好奇心旺盛な方で、何でも質問いただける。それが視聴者と同じ目線になっている。そこはやりやすかったです」

 

――自身の力を生かして、どんなことを発信したいですか?

 

渡辺「温暖化について知らなかった、自分が勉強したいから、この番組を引き受けました。何も知らなかった私だからこその伝え方があるのかな。例えば専門家の先生の話は正直、分からないじゃないですか。私が噛み砕いてみんなに伝えていけたらいいな」

 

依田「直美さんのように、世界をまたにかけて活動している方でも温暖化のことは分かっていない。初見のことはいっぱいありましたよね?」

 

渡辺「温暖化で死んでいるコウモリがいることは知らなかったですし、海外は意識が違うのは肌で感じています」

 

――ニューヨークでも活躍する立場として、どういったところが日本と違うと感じますか?

 

渡辺「ストローはプラスチックではなく、全部バンブーになっていますし、デリバリーを頼んでも、包装も紙のものが多いです。そこまでニューヨークの友達が多いわけではないですけれども、エコ活動している人への共感はありますね。私もやらなきゃと思います」

 

【番組概要】

BS朝日「地球クライシス2021~気候変動 壊れゆく世界~」

2021年3月7日(日)21:00~22:54 <二か国語放送>

私たちは今、地球の未来を守るための転換期に立たされています。温暖化によって、地球全体を大きく揺るがす「気候変動」が引き起こされ、自然環境や人々の暮らしに、さまざまな影響が出始めています。世界ではいま、何が起きているのか?私たちにできることとは? 刻々と進む「気候変動」の全貌を描いた、英国BBCによる骨太なドキュメンタリーと、国内の独自取材を交えながら、地球の今と未来を考えます。

 

SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」


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