番組概要

地球クライシス ~気候危機 転換への道しるべ~
生態系の異変!最前線&再エネの未来 第9弾

大洪水、強大な台風、山火事、熱波、氷の融解、海面上昇など、世界の気候変動の現状に迫る人気シリーズ。気候変動を止めるため、また気候変動に適応するために動き出している人々や企業、地域などを徹底取材し、私たちがこのクライシスを乗り越えるためにできることを、とことん掘り下げます。

Copyright: BBC Studios
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第9弾は、「気候変動が及ぼす生き物への影響」をテーマに、日本と世界の現状に迫ります。
絶滅危惧種に指定されているサンゴの今、さらにはジャコウウシ、ビーバーといった動物が直面する問題を、イギリスBBCの貴重なアーカイブ映像で紐解いていきます。
 

Copyright: BBC Studios
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そして日本では、冬の味覚で人気の”ある魚介類”に、絶滅の危機が…今回取材に向かったのは、瀬戸内海をのぞむ岡山県。地元漁師さんが危惧しているのは、「海洋酸性化」。実はいま世界中で「海洋酸性化」が進み、海の生き物に大きな影響を与えているのです。この絶滅の危機を救うヒントが、
5600万年前の地球に隠されているとのこと…果たして?
 
そしてスタジオには、民間企業から気候変動対策を行う日本を代表する
スペシャリスト、三宅香さんをお迎えし、私たちがこれからの未来に向け、どうしていくべきか、徹底討論します。
 

 


 

 
 

松下奈緒 コメント
 

Q: 第9弾の収録を終えられての感想は?
 絶滅危惧種の動物が増えているなど、自然界からの警告がすごく印象的でした。そんな動物の生態からヒントを得て、環境を守るためにできることをやっていこうと思いました。そして、三宅さんのお話で現在、日本が世界からどのように見られているのかを知ることができ、技術はもちろんですが、先進国の中では気候変動対策ができていないという現実。やるべきことが見えているのにできないって、どうしてなのだろうなと考えさせられました。ただ、ルールや見方を変えれば、もっと前進するのかなという希望も少し見えたので、そういう意味では国と一般の方々との協力体制が大事だと思いました。

 

Q: 再生可能エネルギーなどの話題で特に印象に残ったものは?
 浮体式風力発電ですね。自然のものを活かすという意味では、水力発電も水の流れを止めるというのが環境に良くないという考え方になっているみたいなので。なにかを燃やすとなると絶対にCO2が出る、じゃあ何ができるのかと思ったら、風力は将来のことを考えても一番可能性が広がるやり方かなと思いますね。

 

Q: 番組恒例のクイズの正解率も上がってきたようですが?
 正解が増えて本当なら嬉しいところですが、当たっても今回はちょっとつらい現実を知ることになったので…。環境のことについて知っておかなければいけないと、クイズに答えてきて今回は第9弾。第10弾でどんな問題があるのか、なんだか怖いですね。でも、クイズを出されると覚えますね。答えるということはいいことなんだと思います。なので、「うーん?」と思いながらもちょっと楽しみにしている自分がいます(笑)。江守先生がこれまでに番組内でおっしゃった一言が問題になっているのかな、と。そんな今までの積み重ねを試されているんだと思いながら答えています(笑)。視聴者の皆さんのみどころの一つになればいいなと思います。

 

Q: 番組をご覧になる視聴者に感じ取ってほしいことは?
 回を重ねるごとにいろいろなテーマや問題が見えてきて、それを解決しようと取り組んでいる方たちがいることを知っていただくことはもちろんですが、個人レベルでできることにも大きな課題があると思いました。個人では難しいですが、その一方でこの番組が続いていくということはそれだけ危機感があるということなんです。その危機感をみなさんに知っていただきたいという思いが、日本だけではなく、世界中にもあるというのを改めて実感していただける2時間になってほしいなと思います。

 
 
【CAST】
ナビゲーター:松下奈緒
出演:依田司(気象予報士)、江守正多(気候科学者)
ゲスト:三宅香
(日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)共同代表)
(三井住友信託銀行ESGソリューション企画推進部フェロー役員)
進行:望月理恵