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    食べチョク
    海のSDGs 『オーシャン・クリーンアップ』  ボヤン・スラット<川編>

    食べチョク

    新型感染症の流行で「食」にまつわる場所も大打撃を受けています。
    飲食業はもちろん、食材を提供する一次産業に従事する皆さんも、取扱が減ったり、卸先からキャンセルされたりと大変。
    今回はそんな生産者の皆さんの助けとなるべく奮闘する女性が登場します。

     
    「食べチョク」代表秋元里奈さん
    食べチョクは高品質な生産物を作る農家さん・漁師さんとお客さんをつなぐオンライン直売所。今年3月からは、新型感染症の影響で困っている農家さんの専用ページを作るなどして、この状況に対応してきました。

    バトンを受け取るのは中谷智一くん 東京大学4年生。
    医学部で公衆衛生について学んでいます。食べチョクの成功の秘訣に興味津々。

    現在、一般的なスーパーなどに卸される野菜などの流通では、大きさの規格や値段の基準が予め定められ、作り手の生産物への思いはなかなか反映させづらいのだとか。
    さらに価格も安く抑えられていて、消費者にとってはありがたいですが、小規模な農家にとっては、労力が報われにくく、子供に農家を継がせたくないという人も多いのだとか。
    そんな現状も反映して、現在、日本の農業従事者の平均年齢はなんと67歳。
    秋元さん自身も、農家に生まれ、親から「農家は継ぐな」と言われて育ってきました。
    だからこそ、こういう状況を変えたいと願っているのです。

    食べチョクでは、生産者が野菜づくりへの思いなどをホームページで紹介、生産者自身がそれに伴った価格を設定、生産物を売ることができます。
    例えば、卵好きが高じて、3年前転職して養鶏家になった福重さん。
    美味しい卵を作るためにあらゆる環境と整えたところ、価格は1個150円に。
    それでも食べチョクHPで紹介したところ今では売り切れになる日もあるそうです。こういう生産者さんが増えれば、農業に新規に参入する人も増えるかもしれませんね。

    緊急事態宣言の中、取引は3倍以上に拡大した食べチョク。
    リアルには触れ合うことが難しい中、「オンライン直売所」が作る人、食べる人それぞれに幸せをもたらしているとしたら幸せなことですね。
    秋元さんが始めたSDGsぜひご覧ください。
     


     

    海のSDGs 『オーシャン・クリーンアップ』  ボヤン・スラット<川編>

    16歳の時に感じた「世界の海をキレイにしたい」という思いから
    環境NPOを立ち上げ、「20年後の2040年までに世界の海のプラスチックごみの90%を回収する」という壮大な目標に向かって活動する25歳の若者がいます。

    ©The Ocean Clean Up
    ©The Ocean Clean Up

     
    オランダのNPOオーシャン・クリーンナップ代表のボヤン・スラットさん
    海をキレイにするめどが立ったボヤンさんの次なる目標は「プラスチックごみの蛇口を閉めること」
    海に溢れるゴミの源・・・そう川のプラスチック問題の解決です。

    バトンを受け取るのは大学生で、女優の滝澤 史(たきざわ ふみ)さん。
    高校まで5年半イギリスに留学、課外授業で、レコード盤を植木鉢にリサイクル。
    この取り組みで、イギリス王室から表彰されたほど!
    環境問題への関心は、かなり高そう!

    海から完全にプラスチックごみをなくすためには元から断たなくてはダメだ。
    そう考えたボヤンさん、たった4人でプロジェクトチームを結成。
    世界各地の川に足を運びプラスチックゴごみについてリサーチをしました。

    その結果、世界の川の中のたった1%に当たる1000本の川が海のプラスチックごみの約80%を流出していることをつきとめたのです。

    1000本の川ならキレイにすることは可能なのでは?
    そう思ったボヤンさん、ゴミ回収のためのマシン作りに取り組みます。
    そうして出来上がったのは、世界のどこの川でもすぐに稼働でき、環境にも優しく、持続可能、まさにSDGsを実現するためのマシン!
    モーターショーのようにショーアップされたマシンお披露目の記者会見にはボヤンさんの、世界を巻き込むための戦略が隠されていました。

    5年後2025年までに世界の1000の川をキレイにすると宣言したボヤンさん。彼の目標は果たして達成されるのか?
    「人間の歴史は不可能と思えたことへの克服でできている」(人間の歴史はできないことをできるようにすることだ)
    そう語る、ボヤンさんの始めたSDGsぜひご覧ください。

    番組概要

    バトンタッチ SDGsはじめてます

    SDGsとは、2015年国連で採択された2030年までに全世界共通で達成する持続可能な開発目標。貧困、環境問題、ジェンダー…持続可能かつ多様性のある社会実現にむけた17のゴールと169のターゲットから成り立っています。
    BS朝日は、SDGメディアコンパクトに加盟し、この4月SDGsをテーマに据えたレギュラー番組「バトンタッチ SDGsはじめてます」をスタートします。

    2030年は、今から10年後。
    番組では、これからを担いSDGsに関心を寄せる若者たちが、既にSDGsに取り組んでいる人や団体、自治体や企業を訪ねます。そこで目にするのは、人間、社会、地球環境にまつわる「持続可能な未来」への活動とその裏にある“思い“。問題解決への学びや気づき、行動の原点などに若い世代が触れ、感じることによって、SDGsにかかわる=「未来へのバトン」をつないでいくヒューマンドキュメンタリーです。

    “いま”から“いま”へと受け渡し、人と、社会と、地球の持続可能な未来へと繋がっていくSDGsバトンリレーをお届けします。

    ナビゲーター:谷原章介

    【谷原章介さんコメント】
    SDGsは17の目標から成り立っていますが、自分は子供が多いこともあって、特に「子供の貧困」に関心があります。スマホなど、物を持っているからと言って豊かなわけではない、今の日本では可視化されない貧困がある、と日々感じています。

    「子供の貧困」の背景には、社会の経済成長の後ろにあるひずみから来る様々な複合的な背景・要因があり、なかなか解決することは、簡単ではありません。ただ、絶えず関心を持ち続け、SDGsが目指すよう「誰も取り残さない」「持続可能に」向き合っていくことが大事だと思います。

    2030年にむけては、どんな子供でも、夢をもって、挑戦できる社会にしていきたい。子供が希望や夢をもてない社会に未来はないと思います。社会・経済がうまくまわっていないと、心に余裕もなくなり、ネット等で他人のミスをみんなで攻撃してガス抜きをする、そんなことも最近多いのでは、と感じます。

    番組では、SDGsに関する取り組みをしている様々な大人たちを取り上げていきます。その姿を伝えること、また、僕たち社会で働いている世代1人1人がSDGsに向き合うことを通して、ゆとりをもった弾力性のある社会、子供たちに大人って楽しい、かっこいい、と言われ、人を支えられる社会にしていきたい、と思います。

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