にほん風景遺産
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倉敷 白壁の町・暮らし物語
江戸時代から続く町屋の風情が残る倉敷市美観地区は、年間約300万人もの観光客が訪れる日本屈指の観光地です。
今回、風景案内人・加藤千洋さんは冬と春の二度にわたり倉敷を訪ねました。
倉敷河畔では美しい白壁の町並みや蔵が広がります。大原美術館では「折衷」をキーワードに様々な作品に触れます。そして明治2年創業の老舗呉服店「はしまや」を営んでいる楠戸家を訪れます。「はしまや」の建物は文化財登録原簿に登録されているような明治時代の商家の代表的な建築様式です。現在は蔵を改装し、カフェ・ギャラリーやイタリア料理店を営んでいます。このように古民家再生に取り組んでいる建物も多く、吉井旅館や建築中の旧林薬局を訪ねます。
桜咲く春、加藤さんは3月にリニューアルオープンをした旧林薬局店を再訪します。そしてNPO法人倉敷町家トラストが、町家再生第一号として修理・再生された「御坂の家」。宿泊体験をして倉敷の町をより深く理解してもらう試みで始めたもので加藤さんも宿泊しました。その他にも倉敷のすぐ近く、瀬戸内海の眺望と旬の魚を味わえる下津井港にも足をのばします。
白壁の美しい町並みと、伝統を受け継ぎ暮らす人々の暮らしを通して風景と文化の伝承の姿を紹介します。
大原美術館 TEL:086-422-0005 |
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トラットリア はしまや TEL:086-697-5767 |
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吉井旅館 TEL:086-422-0118 |
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蟲文庫 TEL:086-425-8693 |
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林源十郎商店 http://www.genjuro.jp/ |