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ストーリー

アニマルジャーニー ~動物大紀行~
5 アフリカ・サバイバルの旅

過酷な自然環境の中で、さまざまな生き物が、熾烈な生存競争を行いながら食糧を求めて大移動していく壮大なドラマを描いたアニマルジャーニー。シリーズを通じて、厳しい自然環境の中を生きる野生動物たちの美しさと厳しさを伝えていく。
シリーズ5は、イヌ科の動物・リカオンをテーマに送る。リカオンは、かつてはアフリカ中に生息していたが、家畜を襲うなどしたため、人間に駆除されて絶滅の危機にさらされ、現在はごく限られた地域にしか暮らしていない。BBCの人気リポーターで獣医の資格を持つスティーブ・レナードが、アフリカ・ボツワナで、リカオンの子育てと狩りの様子を追いかけていく。

アフリカの肉食動物の世界では、ネコ科の大型動物が食物連鎖の頂点に立つ。イヌ科とネコ科の立場が通常とは逆になる。イヌ科のリカオンは、ライオンに代表されるネコ科の大型捕食動物から、絶えず命を狙われ、子供のリカオンの半数はライオンに襲われ命を落とすといわれている。そのためリカオンは群れを形成し、餌食にならぬよう絶えず移動し、群れ全体で子育てをし、互いに助け合い、身を守っていく。
BBCの人気リポーターのスティーブ・レナードが、アフリカ、ボツワナ共和国へと飛ぶ。そこではリカオンに詳しい現地人ガイドとカメラマンの助けを借り、もうすぐ群れを出て、自分の群れを持たねばならない2匹の兄弟、パンター、ジョーンズ、そして4匹の子供を抱えたまま、群れを追われたチェズニーの3匹に焦点をあて、リカオンの子育てと狩りの様子を追跡する。リカオンが華麗に飛び跳ねながらインパラ狩りをする場面や集団で子育てをしているシーンで、そのチームワークがよく発揮されていることが見てとれる。
今回は、リカオンもさることながら、現地人ガイド・ニューマンの能力にも驚かされる。ニューマンは、リカオンの行動を予測してみたり、ライオンに徒歩で接近したりとスティーブ以上の活躍をしている。