悠久への旅 とっておきの京都

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放送内容

2時間スペシャル 京野菜スイーツと新緑の庭

今回は2時間スペシャル。京野菜スイーツ専門店「FLAVOR'S(フレーバーズ)」の西田裕(ゆたか)さんと、彩り豊かな季節の味わいを訪ね、華道「未生流笹岡(みしょうりゅうささおか)」家元、笹岡隆甫(ささおか りゅうほ)さんと、水と緑を堪能できる京の庭園をめぐります。
まずはFLAVOR'Sで、西田さんが手がける、珍しい京野菜を使ったスイーツを味わいます。さらに、近くにある錦市場(にしきいちば)の青果店へ。そこに並んだ野菜からスイーツのアイディアが生まれることもあるとか。
FLAVOR'Sの目の前に建つ、町家を改装したラーメン店には、西田さんとのコラボレーションで生まれたユニークなスイーツがありました。
西田さんの友人であるイタリア人シェフが営む料理店では、京野菜の魅力を生かすためにひと工夫加えたバーニャカウダを頂きます。
鎌倉時代から続くと伝わる歴史ある寺の参道で、西田さんは毎年7月にかぼちゃのスイーツを売っているのだとか。そこに残される物語とは…?
さらに賀茂なすとゆかりの深い神社では、時を越えて受け継がれる伝統にふれます。

そして、笹岡さんの待つ、青々としたもみじの美しい庭へ。そこにはちょっと珍しい仏がまつられていました。
産寧坂を歩きたどり着いたのは、豊臣秀吉ゆかりの歌人が隠れ住んだという場所。美しい庭園を堪能したあとは、その緑をガラス越しに眺めることのできるコーヒー店でくつろぎのひとときを過ごします。
さらに祇園の大通りに建つ雑貨店の奥には、小さな庭と、京都らしい和の風情を楽しめるティールームがありました。
また、京銘菓の老舗が営む食事処でも、表情を変える美しい庭で、伝統の甘味をいただきます。
笹岡さんの知り合いが営む、名高い作庭家が手がけた庭園に隠された、さまざまな遊び心とは…?
さらに、明治時代に活躍した政治家ゆかりの場所でも、笹尾さんが心ひかれるという、見事な庭に出会います。
伝統の京野菜と、緑豊かな庭園。季節が生みだす、深い味わいをめぐっていきます。

今回は2時間スペシャル。京野菜の可能性をスイーツで表現し、話題を呼んでいる専門店「FLAVOR'S(フレーバーズ)」の西田裕(ゆたか)さんと、彩り豊かな季節の味わいを訪ね、華道「未生流笹岡(みしょうりゅうささおか)」家元、笹岡隆甫(ささおか りゅうほ)さんと、水と緑を堪能できる、京の庭園をめぐります。
FLAVOR'Sの店内に並ぶのは、京都の野菜を使った美しいスイーツ。西田さんが手がけた、珍しい伝統野菜「桂うり」を使ったムースを味わい、京丹波産のほうれん草を使ったのティラミスの作り方を見せていただきます。
京の台所・錦市場の青果店「京野菜 錦 川政」は、西田さんが野菜を買いに訪れるお店。ここでスイーツのアイディアが生まれることもあるとか。
そしてFLAVOR'Sの目の前、町家を改装した趣ある建物は、ラーメン店「京都 五行」(きょうと ごぎょう)。この店には、西田さんとのコラボレーションで生まれた、一風変わった品があるのです。
西田さんの友人のイタリア人シェフ、マルコさんが営む「La Mano di Marco (ラ マーノ ディ マルコ) 」は、旬の野菜を使ったイタリアンが楽しめる店。京野菜を堪能できる人気のバーニャカウダの、オリジナルソースに加えられた意外な食材とは?
鎌倉時代から続くと伝わる由緒ある寺院「安楽寺」。ここでは毎年7月25日に無病息災を願ってひょうたんの形をした「鹿ケ谷(ししがたに)かぼちゃ」をふるまう「かぼちゃ供養」が行われます。西田さんもそれにちなんで、参道で、鹿ケ谷かぼちゃのスイーツを販売しているのです。
さらに訪れたのは、京の伝統野菜「賀茂なす」とゆかりの深い「上賀茂神社」。時代を越えて受け継がれる物語にふれていきます。

そして、笹岡さんの待つ「永観堂」へ。紅葉の庭で名高いこの寺ですが、初夏の青々としたもみじの風景も素晴らしいといいます。そこにはちょっと珍しい阿弥陀仏がまつられていました。
清水寺へ続く産寧坂を歩き訪れたのは「青龍苑(せいりゅうえん)」。この敷地はかつて豊臣秀吉の正室、北政所(きたのまんどころ)の甥(おい)にあたる桃山時代の歌人が隠れ住んだ場所。そんな美しい庭園を眺めることができるのは、京都に名高い「イノダコーヒ」。深煎りの豆から作られたコーヒーをいた楽しみながら、ガラス越しの緑に心なごみます。
祇園の大通りに建つ雑貨店「SOUVENIR(スーベニール)京都」。この店の奥には、趣深い小さな庭がありました。その先に作られたティールーム「TEA VENIR(ティーベニール)」では、京都の風情ただよう抹茶のフレンチトーストや、アフタヌーンティーセットを頂きます。
八ツ橋の老舗「本家西尾八ツ橋」の隣にあるのが、大正時代の邸宅を改装した建物で食事や甘味をいただくことのできる「西尾八ツ橋の里」。風情ある庭園を望みながら、八つ橋の原型ともいわれる「白餅」を味わいます。
笹岡さんの知り合いが営む小さな庭が、普段は非公開の「百福(ひゃくふく)庭園」。江戸時代から続く名高い作庭家、11代小川治兵衛が手がけたこの庭園には、名前の通りたくさんの「福」を呼ぶための遊び心がありました。さらに時代をさかのぼり、七代小川治兵衛が手掛けた庭が、明治時代に活躍した政治家、山縣有朋(やまがたありとも)の別荘であった「無鄰菴(むりんあん)」。広々とした風景のなかを歩きながら、笹岡さんの華道家としての思いをうかがいます。
伝統の京野菜と、緑豊かな庭園。季節が生みだす、深い味わいをめぐっていきます。