BS朝日

バックナンバー

#23.24

古都に息づく皇室の思い

今回は2時間スペシャル。かつて皇族や公家が住職をつとめてきた寺「門跡寺院」と、皇室にゆかりの深い「泉涌寺(せんにゅうじ)」を巡る旅です。訪れたのは、聖護院門跡。この寺に深いゆかりを持つのが、江戸時代の後期に即位した光格天皇。歴史上、最後に譲位を行った天皇としても知られ、今上天皇が譲位を考える際の参考にしたとも言われます。御所が火災となった際、光格天皇はこの寺を仮御所としました。その当時の天皇の面影を訪ねます。「霊鑑寺」は、40種類以上の椿が咲き誇る寺。江戸時代、後水尾天皇(ごみずのおてんのう)の皇女が開いたという寺院で、寺に入った幼い皇女たちが遊んだという、みやびやかな品々を見ることが出来ます。そして「仁和寺(にんなじ)」。平安時代の半ば頃から続く、門跡寺院の筆頭にあげられるこの寺。かつて御所にあった「紫宸殿(ししんでん)」を移築した「金堂」や、迫力ある「二王像」、そして、霊宝館に保存されている仏像の数々が見られます。
さらに、嵯峨野の「大覚寺」。映画やドラマのロケ地としても度々使われてきたこの寺では、嵯峨天皇にゆかりを持ち、平安時代より伝わる貴重な調度品や襖絵を見て、いにしえに思いを馳せます。そして、古くから皇室との深いゆかりがあり、「御寺(みてら)」とも呼ばれる「泉涌寺(せんにゅうじ)」へ。本堂にあたる仏殿には、鎌倉時代の名高い仏師、運慶の作と伝わる貴重な本尊。その近くに祀られているのは、この泉涌寺を開いた僧侶の像。「泉涌寺」の名にも繋がるというこの寺の始まり物語とは?
寺の中にある御座所は、かつて京都御所にあった建物をこちらに移築したもの。そんな泉涌寺と皇室はどうして強く結びついたのでしょうか。そこには南北朝時代に遡る、意外な逸話が秘められていました。また、仏の教えを大切にするこの寺が誇るのが巨大な涅槃図。そして、美しい庭で知られる別院「雲龍院」も訪問。「悟りの窓」と「迷いの窓」が伝える仏の教えとは…?