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#202

「唯一無二の書き味を求めて」(山梨県・甲府市)

明治時代に日本に輸入された万年筆。
人生の節目などに贈り物として重宝され、大切に使い続けられてきました。
 
便利な筆記用具が開発される中で、今もこだわりの万年筆を作り続ける職人がいます。
今回みらい遺産を紹介してくれる中川良一さん(85歳)。
 
創業100年を越える文具店を営む中川さんは、父から万年筆作りの技術を学びました。
現在では、製造から修理まで一人で行う事ができる、数少ない職人です。
 
中川さんの元へは、メーカーで修理不可能と断られた万年筆も持ちこまれます。
壊れて生産中止になった部品も手作りで対応し、できる限り直します。
 
万年筆の良さは、一人一人に合わせた書き味。手の個性を見抜いて、ペンを握る軸の形を加工。
ペン先は0.1ミリ単位で研ぎ上げ、滑りや弾力を調整します。
 
唯一無二の書き味にこだわり続ける、中川さんの想いとは・・・?