BS朝日

バックナンバー

#293

想い出を繋ぐ船模型(広島県・呉市)

瀬戸内海に浮かぶ豊島。古くから漁業が盛んなこの島伝統の漁船が「家船」です。その名の通り寝室・タンス・炊事場などが揃い、長期の漁に出ている間、家のように暮らせる漁船です。
今回みらい遺産を紹介してくれるのは、船大工として多くの家船を作ってきた北森為春さん(67)。過疎化や漁獲高の減少などで家船漁を行う人が激減する中、約30分の1のサイズの「家船模型」をつくり、伝統を今に伝えています。

北森さんが模型を作る場所は、愛する瀬戸内の海と漁船が見える港の片隅。朝7時から夕方まで、黙々と没頭します。消えゆく家船の文化と人々の想い出を留めようと家船模型を作り続ける北森さんの想いとは・・・?