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番組表
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    お知らせ

    【放送日時】

    2018年3月24日(土)午後2:00~2:54放送

    番組概要

    玩具としてではなく、芸術品としての評価を確かなものにしている「人形」。それが作家・与勇輝が生み出す作品です。自ら自立する確かな造形、和服衣裳の縫い合わせから、靴の紐やボタンのひとつに至るまで全て手作りで行なう緻密な技、そして、何より、はにかんだ表情や何気ない指先のしぐさひとつに、まるで本当に血が通っているかのような錯覚を覚える圧倒的な表現力は、いまだ他の追随を許しません。「布の彫刻」とも称される与の作品には、俳優の故・大滝秀治や黒柳徹子、藤井フミヤをはじめとする、あまたの芸能人・著名人が魅了されてきました。
    創作当初、童話の主人公を表現することを試みた与は、その後、自由な題材や作風を求め、妖精など想像性に富んだ人形や、大正・昭和の原風景に息づく、たおやかな人形たちを発表してきました。
    人形創作を始めて半世紀以上、節目の80歳を迎えてなお創作への意欲溢れる与。2018年2月には12年ぶりにパリでの展覧会が開催され、自らも渡仏し、現地でも高い評判と評価を得ました。
    番組では、フランス・パリ、そして東京・銀座を皮切りとした日本での展覧会に向けてさらなる意欲をみせる与勇輝の作家生活の原点を振り返りつつ、関わりの深い芸能界の著名人のインタビューを交えながら、心の風景をみつめていきます。

    ≪12年ぶりのパリ≫
    2006年にパリ・バカラ美術館で開催されて以来、およそ12年ぶりとなる展覧会が開かれることになり、フランス・パリへと渡った与勇輝。長時間のフライトを経て待っていたものは、開催が危ぶまれるほどの大雪のパリ・・・。それでも雪景色のパリを楽しむ与が語り出した人形創作への想い、そして、パリで大切に保管されている、”知られざる”与人形との再会。およそ20年ぶりに逢う”自分の子ども”を前に与が見せた表情とは・・・?
    フランス人の装飾美術の専門家による与人形評、そして、パリ会場を訪れた来場者が与人形に感じた、国や文化を越えた「与人形」とは・・・?

    ≪与勇輝80歳 創作人生を振り返る≫
    代表作「面映」(2010年)が出来るまでの貴重な映像を交えながら、与の貴重な創作の様子や想いに迫ります。特に、自身の戦争体験を人形たちに込めた前回展覧会「昭和・メモリアル」(2010年)に向けた創作の際に吐露した、「本当は嫌だけど、いつか作らなければならないと思っていた」という言葉にこそ、与勇輝の作品性と信念が込められているのです。

    ≪与勇輝と関わり深い人たち≫
    与人形とその人柄に魅了され、交友を結んできた女優・黒柳徹子と脚本家・ジェームス三木。特に黒柳は、「徹子の部屋」のセットに与人形を飾っているくらいの親交の深さ。与の手を”魔法の手”と評した黒柳の、友人への想いとはどんなものなのでしょうか。
    演出家の倉本聰は与の人形の存在を知り、自らの作品「ニングル」をフォトストーリーとしてビジュアル化することを思いつきました。森に住む小人「ニングル」を表現するのに、この人が作る人形ならば、という思いだったといいます。
    歌手の藤井フミヤはアートに造詣が深いことでも知られますが、ある時期、与の人形と出会い、人形のコレクションをピタリとやめてしまったそうです。その衝撃や与人形の魅力について語ってもらいます。
    そして今回、与が作った新作「ところさん」は、タレント・所ジョージをイメージして作った作品。与が所のもとを訪ね。「ところさん」を披露する場面にカメラも同行。大興奮の所ジョージに、話はとどまるところを知らず・・・。

    ■CAST
    与勇輝
    黒柳徹子、倉本聰、ジェームス三木、所ジョージ、藤井フミヤ