暦を歩く

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放送予定

2017年7月23日(日)

「宵待草」(千葉県 銚子)

待てど暮らせど 来ぬ人を
宵待草の やるせなさ

サーファーたちで賑わう、千葉県銚子の海。今から約百年前、画家・詩人の竹久夢二がここに避暑に訪れました。そしてここで出会った若い女性に恋心を抱きました。しかしその恋は、実ることはありませんでした。その思いを歌ったのが、「宵待草」です。
実は「宵待草」という植物は存在しません。銚子の海岸線に咲いているのは「マツヨイグサ」、夕暮れに咲き、明け方にはしぼんでしまうこの花に、夢二は自らの儚い恋を重ねたのでしょうか。今年もまた、黄色いマツヨイグサが、調子の海を彩っています。

撮影協力 千葉県フィルコミッション
     千葉県立中央博物館

番組概要

日本には四季がある、歌がある。

草木や花々、川の流れや空の色、多様な生きものたち、人々の日々の暮らしや祭り。
私たち日本人は、一年の時の移ろい=「暦」を四季折々の「歌」に織り込み、この国ならではの感性を磨いてきました。

歌い継がれてきた「和歌」や「俳句」、「唱歌」や「童謡」を口ずさむと去来する、どこか懐かしい思い。その思いはどこから来るのか…

「暦を歩く」は、私たちが愛唱してきた「歌」を通して、日本の風景を見つめ直す番組です。
それぞれの歌に息づく日本人の原風景を、一篇の詩のような美しい映像でお届けします。