小学校４年生の時に苔玉の美しさに魅了され、以来コケの研究に没頭している平山美ら海さん。コケの魅力は小さくて可愛い反面、顕微鏡で観察すると細胞がぎっしり詰まっていて強い生命力を感じられることだという。平山さんは学校や公園、道端などでコケを観察したり採取して種類を特定する作業をコツコツと続けている。その研究をまとめた資料が全国規模の自由研究コンクールで優秀賞に選ばれた。いまでは日常生活の中で本能的にコケがありそうな場所がわかってしまうことも。夢はいつか新種のコケを発見し、自分の名前をつけた「ミライゴケ」を発表すること。そんな平山さんのあすを創るひらめきとは。