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#93

「お月見泥棒」

旧暦の八月十五日は「中秋の名月」、ススキや団子、里芋などをお供えして月を愛でます。三重県朝日町では中秋の名月だった10月1日、子どもたちが集っていました。この日の子どもたちは「月の使い」とみなされ、お供え物を盗んでもよいとされる「お月見泥棒」という風習です。お供え物をしている家では「盗まれた方が縁起が良い」と考えて、子どもたちが持っていきやすいようお菓子などを一緒にお供えしています。