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#82

「剣で伝える、真っ直ぐなこころ」(東京都江戸川区)

東京、小岩。下町の一角に、およそ60年の歴史を持つ、剣道の道場があります。
これまで、3000人もの剣士たちが通い、汗のしずくを流してきた道場、「修武館」。

今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、この道場、「修武館」の館長、剣道教士七段、荻野泰亨(やすみち)さん(74歳)です。

父、荻野清作さんの指導のもと、幼いころから、剣の道を磨いてきた、泰亨さん。
青少年の健全な育成を図るという信念で、父が開いたこの道場を、泰亨さんが継いだのは、昭和58年。以来、館長として、30年以上、地元の人たちに、剣の道を教えてきました。

泰亨さんが、もっとも力を入れてきたのは、子供たちに、日本人としての、「礼」のこころを教えること。
大切なのは、勝ち負けよりも、剣を打ち合う前の「心構え」だといいます。

「直 心 是 道」 

この四文字を、道場訓として掲げる、荻野さんが、剣道を通して子供たちに伝えたい、その想いとは・・・?