BS朝日

バックナンバー

#85

「杜氏のいる造り酒屋」(岐阜県飛騨市古川町)

江戸時代に天領となった飛騨古川は、白壁土蔵や木造家屋が続く古き趣を残す町。
今回、みらい遺産を紹介してくれるのは、1704年創業の造り酒屋・蒲(かば)酒造場で、
杜氏として働く藤井藤雄さん(68歳)です。

藤井さんは高校卒業後、地元・新潟の蔵元で修行を重ねてきました。
25年前、蒲酒造に招かれて以来、毎年秋から春先まで、出稼ぎ杜氏として住み込みで働いています。

「杜氏」は、酒づくりの最高技術責任者。江戸時代以降、農閑期・漁閑期となる冬の出稼ぎによる杜氏制度が定着していました。現在、出稼ぎ杜氏は減少傾向にあり、日本各地の酒造店では、地元社員の蔵人やコンピューターに重きを置く酒づくりが増えています。
そんな中、蒲酒造では毎年新潟から藤井さんを招き、昔ながらの伝統的な酒づくりを行っています。

杜氏が持つ技術を残したいと、共に働く蔵人たちに伝え続ける藤井さん。
美味しい酒を造るのに必要なものとは? そしてこの蔵と蔵人たちに寄せる想い