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    放送内容

    #231「ひとりじゃない ~ママがゆく!復興への道~」

     2019年10月、台風19号が長野県を襲いました。長野市では千曲川の堤防が決壊。3800棟の住宅が浸水し、6000人余りが避難生活を余儀なくされました。堤防が決壊した長沼地区に住む田中恵子さん(42)は、夫と小学生の子ども2人の4人家族。災害から1か月半が過ぎた頃、避難所から全壊した自宅へ戻ってきました。壁や床は、むき出しの状態。1階にあったものはすべて流され、テーブルや棚は段ボール…ほかの地域に移り住む人も多くいるなか、田中家は愛着のある地域、我が家での生活を再開することに決めました。
     
     同じころ、恵子さんは避難所で出会った仲間と支援団体を立ち上げます。その名も「HEARTY DECO(ハーティー・デコ)」。仮設住宅やアパートと被災者同士がバラバラになってしまったいま、もう一度つながれる場所が必要だと考えました。物資をもらいにくる人、話し相手がほしいと毎日訪れる人。利用の仕方は様々です。仲間と家賃を出し合ってアパートを借りてからは、クリスマスパーティーなどのイベントも企画。新型コロナウイルスの影響で閉鎖している間は、お弁当を配りながら玄関先でおばあちゃんたちの話を聞いてまわります。『HEARTY DECOのおかげで生き返った』。次第に、被災者たちの心のよりどころとなっていきます。
     
     災害から、まもなく1年。新型コロナの影響で復興に足踏みする場面もあるなか、家は少しずつリフォームがすすみ、息子の小学校卒業など、家族にとっての1大イベントも無事むかえることができました。災害について「失ったものは大きいけど、得たものも多かった」と振り返る恵子さん。恵子さんが「得た」ものとは何か。家族との日常やボランティアでの活動を通して、恵子さんの復興に向けた歩みを追いました。

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