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#233

原生林の小さな宇宙(長野県・佐久穂市)

長野県、北八ヶ岳山中の湖、白駒の池。その周囲に広がる針葉樹の原生林に足を踏み入れると、そこにあるのはコケの絨毯。
日本に1800種あると言われるコケのうち約400種類もが自生していて、「日本の貴重なコケの森」に選定されています。
 
今回みらい遺産を紹介してくれるのは、白駒の池のほとりにある山小屋のご主人、山浦清さん(64歳)。
かつて特に意識することのない存在だったコケですが、観察をはじめてみたところ、その特異な生態、単純な構造に仕組まれた複雑で巧みな技にどんどん心ひかれていったといいます。
 
コケ鑑賞目的のトレッキング客を案内して森へ足を運び、その魅力を伝えている山浦さん。
この森へ寄せる思いとは?