今回のゲストは、元マラソンランナーの有森裕子さんです。１９９２年のバルセロナオリンピックで銀メダルを獲得。96年のアトランタオリンピックで銅メダルに輝いた時、涙ながらに「初めて自分で自分を褒めたいと思います」と話した姿は、多くの人の感動を誘いました。

２００７年に競技を引退。現在は、さまざまな社会活動に取り組みながら、マラソン大会やスポーツイベントに参加し、走ることの楽しさ、素晴らしさを伝えています。51歳となった彼女を訪ねると、“あの頃”と同じように、強く、美しく輝く姿がありました。走る理由や目的は変わっても、有森さんの「走ることでしか伝えられない」という思いは変わらないのです。

番組では、あるスポーツイベントに参加した有森さんに密着。「心の曇り空を晴れにする考え方」や今、彼女が一緒に走る人たちに伝えたいメッセージに迫ります。また、インタビューを通して、「自分で自分を褒めたい」という言葉の裏にあった、意外なドラマをひも解きます。