今回のゲストは、自転車ロードレーサーの新城幸也さんです。2009年、日本人として初めて、ロードレース最高峰ツール・ド・フランスを完走。12 年の同レースでは、同じく日本人初の敢闘賞に輝くなど、まさにパイオニアとしてヨーロッパで戦い続けているトップアスリートです。

沖縄県・石垣島出身の新城さんがロードレースの世界に飛び込んだのは18歳の頃。きっかけは、大学受験に失敗したことでした。進路を模索する中、父の友人で日本ロードレースの先駆者・福島晋一さんと出会い、才能を見出されたのです。昔の自分に声を掛けるとしたら、「大学に落ちて良かったぞ」。新城さんの“失敗から始まった成功”の物語を紐解きます。

個人競技と思われがちなロードレースですが、どのチームにも必ず「エース」という役割の選手がいます。他の選手たちは「アシスト」と呼ばれ、エースを勝たせるためのサポートに徹します。チームではアシストを担うことが多い新城さん。やはり、自分がエースでいたい？ その問いに対する答えに、新城さんの美学が映し出されていました。

ほか、番組では年間約80ものレースを戦う新城さんのオフにも密着。パートナーである美和さんとの絆や、愛犬・小輪（こりん）ちゃんとの心休まるひと時など、貴重な映像満載でお届けします。