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#326

ばんばひろふみ(フォークシンガー)

ゲスト×インタビュアー
ばんばひろふみ(フォークシンガー)×舘野晴彦(編集者)

1950年、京都生まれ。実家は祇園のお茶屋で、家では芸妓(げいこ)や舞妓(まいこ)を囲んで夜な夜な宴会が開かれていた。そんな少年時代の特殊な環境が、今のばんばを作り上げたという。小学2年生のころからバイオリンを習っていたが、中学の時、デビュー間もないビートルズの曲に出会ったばんばは衝撃を受ける。たちまちロックにのめり込み、「フォークは“軟弱”」なもの、と考えるように。
1968年、立命館大学に入学。しかし、学生運動の真っただ中だったため、学校が封鎖されてしまう。授業がないのをいいことに、ロックバンドの活動に明け暮れる日々…。しかし大学2年生の時、ある考えが浮かび、フォークへの転向を決意する。その時、ばんばの胸に去来した思いとは?
1971年、21歳の時、レコード会社が集めたメンバーとフォークグループ「バンバン」を結成。名前は、ばんばの愛称「ばんばん」が由来となった。地元・関西で本格的にプロ活動に入るも、4枚のシングルをリリースしても鳴かず飛ばず…。さらに、メンバーが相次いで脱退するという危機に見舞われ、結成わずか3年で「次に売れなければ解散」という窮地に立たされてしまう。そこでばんばは、当時、荒井由実として活動していた松任谷由実に自分たちの運命を託した。1975年、荒井由実作詞・作曲でリリースした「いちご白書をもう一度」がミリオンセラーの大ヒットを記録。松任谷との出会い、そして「いちご白書をもう一度」の誕生秘話とは? さらに、ソロになってからの大ヒット曲「SACHIKO」の制作舞台裏も語り尽くす。2014年には、杉田二郎・堀内孝雄・高山厳・因幡晃と新ユニット「ブラザーズ5」を結成。5人の平均年齢、なんと66歳! 年齢を感じさせないパワーで精力的にコンサート活動を行っている。
また、ばんばのもう1つの顔であるラジオのパーソナリティーについても。谷村新司とタッグを組んだ深夜ラジオ番組「セイ!ヤング」は、今も伝説のように語り継がれている。巧みな話術は今も健在。そのユニークな半生を、とことん語り尽くす!