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#61

冬に贈る心温まるうた特集

「大きな古時計」の歌が生まれたのは1874年です。アメリカ人のヘンリー・クレイ・ワークの作詞、作曲によるものです。実は、この歌の誕生にはあるエピソードがありました。
ワークがイギリスを訪れた際に泊まったホテルの玄関ロビーに動いていない大きな時計が置かれていました。ホテルの主人に聞くと、このホテルを所有していたジェンキンスという二人の兄弟がいました。
ある日、弟が病に倒れ亡くなるとそれまで正確だった時計が遅れだしたのです。その後、後を追うように兄も亡くなり遂に時計は止まってしまいました。針が指していたのは兄が亡くなった11時5分。この話を聞いたワークは、すぐに歌を書き上げたといいます。
現在、日本語の訳として多くの人に知られているのは和歌山県すさみ町生まれの保富康午によるものです。