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【Episode1】“Horsepower”馬力

壮大な大平原から昇る朝日。遥かな地平線から向かってくるのは、馬の大群の地響き。
ハンガリーの東にある大平原・ホルトバージには、遥かな昔、馬と人間がユーラシア大陸の東から旅立ち西へと向かって旅をした、大移動の歴史の名残が息づいています。
「馬」とともに歩むテンポ、疾走するリズムは、今も多くの民族音楽の中に見出すことができます。
多くの西洋楽器の起源ともいえるモンゴルの民族楽器「馬頭琴」には、こんな伝説もあります。「馬の頭蓋骨に絡み付いたタテガミが、風に吹かれて音を奏でた」と。
Episode1は「Horsepower」と題して、西洋音楽のルーツとも言えるアジアの弦楽器や、風土から生まれる歌に焦点を当てます。

 


■登場アーティスト

ライコ・フェリックス(Lajko Felix)
セルビア出身、天才的フィドルプレーヤー。
ジプシー起源の楽器(ツィタラ)の超絶技法演奏は必見。

 

トゥラン(TURAN)
カザフスタン出身。
伝統音楽を今の「かっこいい」フィーリングに融合させる期待の5人組。 個性的な伝統楽器やホーミー(homi:歌い手が一人で2種の声を同時に出すモンゴルの歌唱法)、シャーマンダンスなどビジュアルにも引き込まれる。