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#91

「温もりを伝える駄菓子屋おでん」(静岡県静岡市)

静岡県静岡市。この町の名物といえば「おでん」。
おでんは、しょうゆベースの黒いダシに魚介の練り物。
だしこと呼ばれる魚粉に青のりをかけて食べるのが、正統派の「静岡おでん」です。

駅からほど近い商店街の一画にある、創業101年の駄菓子屋さんも、そんな静岡おでんが味わえるお店。
今回のみらい遺産を紹介してくれるのは、この店の3代目店主・水野博子(みずの・ひろこ)さん、82歳。

駄菓子の並ぶ店内には、2つのテーブル席。その中央には、じっくりと煮込まれたおでんがあります。

博子さんにとってこのお店は、幼い頃からの遊び場、店を切り盛りする母の傍ら、おでんを食べて育ってきました。
母から店を受け継いで約40年、いまも朝からお客でにぎわいます。

地元の人達が愛してやまない、博子さんのおでん。
お客は何を求めて、この店にやってくるのでしょうか?
そして、おでんに込められた博子さんの想いとは?