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#105

「京の伝統芸能を支える西陣織」(京都市上京区)

京都で室町時代から続く西陣織。
機械織が増えている中、昔ながらの手織り作業を大切にする工房があります。

今回のみらい遺産を紹介してくれるのは、村井 治生さん(66歳)。
織り続けて50年、西陣織の随一の織り手です。

村井さんは特別な西陣織を織っています。
それは、能装束。600年以上続く伝統芸能「能」の古い衣裳を復元し、現代に甦らせています。

昔の能衣装には、色合いや手触りなど、先人たちの技が隠されていました。
それらを再現するために村井さんは無我夢中で何度も織り直し、
3年の歳月をかけて完成させたのです。
 
西陣織を通して、日本の文化と伝統を受け継いでいく村井さん。その想いとは・・・?