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「ホッピーでハッピー!」

今回の舞台は、横浜市“野毛”。横浜駅の1駅隣、桜木町駅を出て数分のところにあるこの町には、あちらこちらにレトロな雰囲気が今でも残り、ちょっと小路に入ると、昔ながらの小さな飲食店や屋台がひしめき合う、いわば、呑んべえたちのパラダイス!
中でも目を引くのが「ホルモン」「もつ焼き」…などなど。サラリーマンが飲んでいるのはビール…ではなく、そう、「ホッピー」。今宵は、「ホッピー」で一杯やりますか!

そもそもホッピーとは…
今から70年ほど前に、戦後の食糧難の時代に高級品だったビールの代用品として、東京・赤坂に本社を構える、現在のホッピービバレッジが考案した、東京生まれの飲み物。
当時としては、ものすごく斬新な発明で、「麦芽を使ったノンアルコール飲料を焼酎で割ると、なんだかビールを飲んだ気分になる!しかも、安くて、すぐ酔えるし…」ということで、東京下町を中心に一世を風靡した、なんだかすごくハッピーな飲み物なのである!
90年代に入り、カクテルやサワー、発泡酒などが流行し始めると、「ホッピー=おやじくさい」のイメージが定着してしまい、冬の時代が続いたが…
近年は、「低カロリー・低糖質・プリン体ゼロ」の三拍子が話題となり、健康に気を使うおじさんだけではなく、若者、女性にも人気が出始めている。いま巷では、ホッピーブームが到来している!?と言っても過言ではないのだ。

今宵、ラズウェルと田中はそんなホッピーを極めに極めたマスターがいるという、とあるBarへ。その名も「ホッピー仙人」。
ホッピー愛好家の間で「ホッピーをこれ以上美味しく呑ませる店は、日本中探しても他にない」とまで言わしめるこの店で、マスターの“仙人”こと熊切憲司さんが次々に作り出す極上のホッピーを味わい、熊切さんのホッピー愛あふれる語りに耳を傾けます。

■ゲスト
ラズウェル細木(漫画「酒のほそ道」原作者)
田中律子
熊切憲司(「ホッピー仙人」マスター)