放送番組審議会

BS朝日第91回放送番組審議会議事概要
BS朝日は、令和5年4月21日に、第91回放送番組審議会を開催しました。(2023.4.21)
開催日時 2023年4月21日(金)午前10時30分~
開催場所 BS朝日 大会議室
出席者

寺田委員長、安部副委員長、
青木委員、小西委員、佐藤委員、中町委員、野村委員
【欠席】羽田委員 (講評を代読)

 

【会社側】
浜島代表取締役社長、佐藤取締役・番組審議会事務局長、
藤川取締役、阪本取締役、西村取締役・編成制作局長、
柴田執行役員編成制作局担当局長、水川執行役員営業局長、
有賀編成制作局次長兼編成制作ビジネス部長、小俣プロデューサー
(事務局)佐藤考査担当室長、渡辺番組審査室員

 

議題

(1)会社側より報告
(2)2022年度下期の番組種別の集計結果について
(3)2023年4月改編について
(4)課題番組「ネコいぬワイドショー」講評
(5)次回日程および課題番組について
(6)その他

配布資料

(1)BS朝日主要単発番組一覧(2023年3月~5月)
(2)BS朝日スポーツ単発番組放送実績一覧(2023年3月~5月)
(3)2022年度下期(10月~3月)の番組種別の集計結果について
(4)BS朝日2023年4月編成テーマ
(5)ウェルビーイングへの取り組み
(6)BS朝日2023年4月基本編成表
(7)BS朝日2023年4月基本編成表(種別あり 2K 4K)
(8)2023年4月度新番組概要
(9)2022年度 BS放送 時間区分別視聴世帯・率状況
(10)次回課題番組案
※2023年4月BS朝日番組パンフレット
※民放連 放送基準解説書

講評

課題番組「ネコいぬワイドショー」
プロデューサーより番組の概要について説明のあと講評。
 
・ウェルビーイングに即していて、趣味嗜好に特化している。BS朝日に合っている番組。
・ペットは飼えない私にとってはこのような番組は有難い。テレビ朝日「モーニングショー」冒頭のかわいい動物の動画コーナーも大好きだが、短時間で残念に思っていた。これはレギュラー番組なので、ペットを飼っている人、飼っていない人、飼いたい人にも良い。
・入口軽く、クイズ形式、ポイント形式、最後には人とペットは助け合いによって生きている心にしみる話、など飽きさせない構成で、満足感を得る内容だった。
・楽しさもあり、考えさせられる番組。猫と犬のかわいさも楽しめる一方、深刻な問題も取り上げていて、感情が忙しい。
・ペットの介護グッズを紹介することもバラエティとしては異例だが、その商品の開発者のインタビューまで紹介することで、単なる情報番組に留まらない構成だと感じた。
・一般の方が撮影した映像のレベルが高い。
・番組はもちろんだが、BGMとして使用される楽曲が60~80年代の洋楽が中心で、世代としてはそこも楽しみのひとつ。
・司会の森千晴さんがとてもいい。本人もMCをしていて楽しいのではないか、それが視聴者に伝わってくるのはいい人選。
・投稿動画コーナーについて、SNSでペット動画をよく見るので、見たことがあるものも多かった。テレビ的なナレーションやテロップを追加していたが、一部の人にとっては過剰に見えるように感じたが、ワイドショー的で番組の良さでもある。
・ゲストが笑いをとるのは分かるが過剰に感じた。犬好きのコメンテーターとしての役割をもう少し充実させてほしい。
・多面的な見方を提供するのがコメンテーターの役割でありテレビらしさであるので、二人のコメンテーターにはより多面的な視点を提供してもらえると良い。
・ビフォーアフター企画について、映像の衝撃もあり楽しかったが、ダイエットをした犬については、きっかけや誰がダイエットさせたのか等、プロセスを見たい。
・動物はソーシャルメディアとの相性が良い。番組インスタグラムは司会の森さんの写真の掲載が多いが、動物ファンが盛り上がるようにする方が相乗効果はあると思う。
・視聴者の質問に専門家が答える企画もニーズがありそう。
・ペットが嫌いなゲストを呼ぶのも面白い。
・人と幸せに暮らすには教育やしつけが必要、飼い主も動物のことを理解して、というテロップが最後に出ていたが、これを番組内で誰かに言ってもらったほうがいい。ペットを飼う上で大事なポイントである。

 
【プロデューサーの回答】
Q:さらば青春の光の森田さんを起用した理由は。合いの手がすごく上手かった。
A:番組をまわせて、明るくしてくれるキャラクターであり、ご自身も愛猫家ということで、森田さんを起用した。

 

次回 第92回放送番組審議会は2023年7月21日(金)午後4時より開催。
課題番組は「あなたの知らない京都旅 ~1200年の物語~」です。

 

以上