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#180

北大路魯山人の住んだ家
~芸術を継承する「春風萬里荘」~

今回は、茨城県笠間市の「春風萬里荘」を訪ねます。春風萬里荘は、絵画・陶芸・書道・料理など幅広い分野で才能を発揮した北大路魯山人が暮らしていた家です。もともとは神奈川県藤沢市近郊の名主の家でしたが、自ら陶磁器を焼くために構えた「星岡窯」の主屋として、昭和初期に北鎌倉の地に移築しました。昭和40年、日動画廊の創始者として知られる長谷川仁により2度目の移築がなされ、現在は笠間日動美術館の分館として活用されています。敷地内に入ると姿を現す壮大な茅葺屋根。じつは魯山人は、この伝統的農家の佇まいに独自のアレンジを加えています。最大の見どころはかつての厩部分。本来の部材に自然木の付け柱を加えて山小屋風の雰囲気を演出しています。象の木鼻を腕木に使った棚や自然石を組み上げた暖炉、さらには魯山人の焼いた便器が並ぶトイレや、織部焼のタイルが張られた五右衛門風呂など、異才ぶりが如何なく発揮されています。魯山人は茶室まで造っていますが、驚くのはその周囲。何と枯山水の庭が広がっているのです。これは笠間に移築した際、長谷川家によってアレンジされました。春風萬里荘は、時代ごとのコラボレーションによる芸術的名建築です。

360°画像

#180_奥座敷- Spherical Image – RICOH THETA

春風萬里荘 奥座敷

#180_茶室 – Spheical Image – RICOH THETA

春風萬里荘 茶室

#180_洋間 –Spherical Image – RICOH THETA

春風萬里荘 洋間

取材先情報

春風萬里荘(笠間日動美術館分館)
茨城県笠間市下市毛芸術の村  TEL:0296-72-0958
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始
開園時間:午前9時30分~午後5時(入場は4時30分まで)
     冬季(12、1、2月)は、午前10時~午後4時(入場は3時30分まで) 
入館料:大人 600円、大高生 400円、中小生 無料、65歳以上 500円
    ※20名以上の団体各100円割引
笠間日動美術館との共通券:大人 1400円、大高生 900円、中小生 無料、
             65歳以上 1100円 ※20名以上の団体各200円割引
交通:【JR利用】・常磐線友部駅からタクシー約15分
        ・水戸線笠間駅から徒歩約20分(タクシーが便利です)
   【自動車利用】・常磐自動車道水戸I.Cから国道50号線経由約25分
          ・常磐自動車道友部JCT経由北関東道友部I.Cから
           国道355号経由約10分
その他・庭園は、雑誌、テレビ等の撮影にご利用いただけます。
    ご利用料金および詳細につきましては、お問い合わせください。
    ・茶室「夢境庵」は、火~金曜に限り、茶会等にご利用いただけます。
    (ご利用料金:1時間3,000円、および各人の入館料)
    ※お問合せは笠間日動美術館(TEL 0296-72-2160)まで

笠間日動美術館
茨城県笠間市笠間978-4 TEL:0296-72-2160
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
     ※ミュージアムカフェ 午前10時~午後4時
     ※ミュージアムショップ午前9時30分~午後5時
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、その翌日が休館)、年末年始
    ※企画展の前後は展示替えのため常設展のみご覧いただけます。
    団体の場合は代表者名、人数、ご来館日時を事前に御知らせください。
入館料:大人 1000円、大高生 700円、中小生 無料、65歳以上 800円
    ※20名以上の団体各200円割引
交通:【JR利用】・常磐線友部駅よりバスまたはタクシー約15分
        または[かさま観光周遊バス]日動美術館下車すぐ
        ・水戸線笠間駅より徒歩約25分、
        市内循環バス「日動美術館入口」下車 徒歩3分
   【自動車利用】・常磐自動車道友部JCT経由、北関東自動車道友部I.C より、
          国道355号経由約10分
   【周遊バス】JR友部駅より:[かさま観光周遊バス]日動美術館下車すぐ
                ※月曜日運休(祝日の場合は翌日)
※上記以外の情報については、公開出来ません。