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#1680

ジュネーヴ 完全復活 見どころ 限りなし

いまから115年前も昔の1905年(明治末期のことだ)から、スイスのジュネーヴショーは始まった。その長い歴史の上でも、この2019年版はきっと後世に残ることになるだろう。クルマの動力源がこの先どうなるかの答えは、まだ完全にひとつにはならないようだが、少なくとも“道は開けた”状況にはなったからだ。どのメーカーも本来のクルマの楽しさをアピールする余裕を持つようになったと言ってもいい。つまり、モーターの他にエンジンも使うハイブリッドも、モーターだけのEVも、そして依然としてエンジンだけのクルマさえ、まだまだ共生できる目途が立ったということだ。そんな複雑な時代に往年の華やかさが見事に復活。人類が、“クルマ好きの生物”であることが、証明されたような今年のジュネーヴなのであった。