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#438

小西遊馬 ドキュメンタリー作家

 

高校時代にイタリアに留学。現地の難民問題に出会ったことから社会問題に興味を持ち始め、ドキュメンタリー作家を目指した小西。自分と同様に社会問題に興味のない若者にこの世界の現実を伝えるべく、若者に届くドキュメンタリー作りを模索している。
2019年にバングラデシュにあるロヒンギャの難民キャンプを取材した短編の処女作で国際平和映画祭でグランプリを獲得。SNSでも話題となり、若者にも注目された。以来、その時に自分が興味を持ったテーマを追い、10分前後の短編を精力的に制作。高い評価を得ている。また、より若者に届くよう、取材途中の出来事などもSNSで頻繁に発信している。取材過程も含めてすべてが作品だと語る小西。彼が目指すドキュメンタリーの新しい表現方法とは。

 

こにし ゆうま

 
1998年 千葉県生まれ
 
高校時代のイタリア留学で現地の難民問題に興味を持ち、ドキュメンタリー作家を目指すように。慶應大学総合政策学部に在籍中、ロヒンギャ難民を取材した処女作「The scars of genocide」で国際平和映画祭グランプリをはじめとした賞を受賞。さらに、フィリピンのホームレスの擬似親子を追った「#JUST LOVE」もロンドン映画祭などで入選。世界から注目を浴びるドキュメンタリー作家として、その後もサステナブルファッション、香港民主化デモ、ウクライナ戦争など精力的に取材する。2023年にはロヒンギャを支援するNPO法人「Human Welfare Association」を設立した。