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#129

記憶を留めるかかしの里(徳島県三好市名頃)

雄大な山々の自然に囲まれた、徳島県三好市の名頃集落。
ここにいるのは、約30人の住民と、160体の表情豊かなかかし達です。
道端、バス停、集会所、小学校、民家の縁側・・・集落のいたる所に佇む、生きている人間の様なリアルなかかし達。海外からも観光客が訪れる、人気者です。 

今回みらい遺産を紹介してくれるのは、綾野月美さん(66歳)。集落にあるかかしのほぼ全てを、たった一人で作り続けてきました。

最盛期は約300人ほどの人々が住んでいた名頃集落でしたが、時代とともに人口は減少し続けています。綾野さんは、集落に賑やかさを取り戻そうと、実際に集落に暮らしていた人々をイメージしてかかし達を作っています。故郷の記憶を留め続けるかかし達に込めた綾野さんの想いとは?