広大な砂地が広がる「鳥取砂丘」そこで作られている作物が、らっきょう。
約120ヘクタールの広大ならっきょう畑を80軒程の農家で管理。5月下旬からの1ヶ月が、収穫のピークです。
栽培が始まったのは、江戸時代と伝えられています。砂漠の程良い乾燥と強い日差しが、大きく白いらっきょうを生み出し、シャキシャキした食感と甘みで人気を集めています。

今回のみらい遺産を紹介してくれるのは、らっきょう畑を受け継ぎ、育て続けている井手野治さん（66歳）。
生命力の強いらっきょうは、収穫した後、早く加工しなければ芽が出てきてしまうため、この時期、周囲の農家で力を合わせながら1日3000キロものらっきょうを加工します。砂地に育つ地域の大切な恵み、らっきょう。
1年かけて育てる、井手野さんの思いとは？