番組表

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お知らせ

【再放送のお知らせ】
12月1日(金)よる6:00~『愛西市の歴史を守りたい! 昔ながらの農法を続けるレンコン農家』の再放送をお送りします。

次回放送予定

1000年先もこの風景を残したい! 羊と共に阿蘇の自然を守る羊飼い

 
今回、工藤は熊本県阿蘇市の牧羊農家・佐藤智香(ちか)さんの元に訪問。
阿蘇の大草原で羊を育てている。
 
佐藤さんは就農10年目、牧羊3年目。
前職では自動車のデザイン関連の仕事(カーモデラー)に携わっていた。
しかし、故郷の危機が彼女の気持ちを変化させる。それが平成29年7月に発生した九州北部豪雨。
被災した阿蘇を目撃した佐藤さんは、自らの手で故郷の自然や豊かさを守りたいと就農を決意する。
そんな彼女が考えた末に辿り着いたのが、羊の放牧によって阿蘇の大草原を守る試み!
そこには未来にも郷土の美しい風景を残したいというピュアな「夢」があったのだ。
 
そして、工藤は佐藤さんと共に、羊の世話や放牧のための仕事をお手伝い!
いつもの農作業とは一味違う、初体験の連続に苦労しながらも、牧羊の魅力とその重要性を、身を持って感じていく。
 
番組最後は、阿蘇の自然が育んだ羊肉をソテーにして頂く。佐藤さん考案の「阿蘇高菜」の種から作った特製マスタード(阿蘇タカナード)を添えて、野趣溢れる味を堪能する!
 

放送内容

元自衛官と元高校教師が農家に転身!おしどり夫婦が目指す持続型農業

 
今回は、熊本県合志市こうししの農家・月野陽さん、亜衣さんご夫婦の元へ訪問。
月野さんご夫婦が栽培するのは、通常の約3倍の太さになり
その形から「ダビデの星」と名付けられた肉厚なオクラ
 
2人の前職は公務員。陽さんは航空自衛官、亜衣さんは高校教師をしていた。
そんな中、陽さんの祖父と父が経営していた牧場の跡地を活用したいと思い就農を決意。
現在は年間200品目の野菜を育てる農園を経営している。
 
しかし2人の道のりは平坦ではなかった。1年目の年収はわずか62万円。
野菜がとれても売る場所がない、販売経路確保の壁にぶち当たる。
販売機会獲得のため2人が行ったのは、マルシェや移動カフェ。
さらに牧場の一角を加工場にして野菜を使ったお菓子も販売。
試行錯誤の末に、今では従業員を抱える農園にまで成長させた苦労人夫婦。
 
番組最後には月野さんご夫婦が育てたオクラを使った絶品のパスタを堪能!
果たしてそのお味は?
 

 


 

FILE57 元自衛官と元高校教師が農家に転身!おしどり夫婦が目指す持続型農業
今回、工藤阿須加がやって来たのは熊本県合志市。うさぎ農園を運営する就農12年目の多品目農家・月野陽さん(40歳)と、妻・亜衣さん(40歳)を訪ねる。月野さんご夫婦が栽培するのは、太くて肉厚な「ダビデの星」という品種のオクラ。太さは普通のオクラの約3倍あり、断面は八角形の星型になっている。他にも「ノーザンルビー」「カラフルニンジン」「ビーツ」など年間でおよそ200品種を栽培。また、お米も栽培しており、農地の広さは全部でおよそ6ha。オクラはおよそ2.5aの畑で栽培している。

 

<うさぎ農園>
・住所:〒861-1103 熊本県合志市野々島1295
・電話:096-242-7855
・公式サイト:https://www.usagi-farm.com/

 

元自衛官 元高校教師が農家に転身
夫の陽さんは元航空自衛官、妻の亜衣さんは高校教師をしていた。陽さんの祖父と父が競走馬を育てる牧場を経営していたが、2003年に廃業。子供の頃からの遊び場だった牧場の跡地を何か活用できないかと思い、就農を決めた。
自衛官の陽さんにひと目惚れした亜衣さん。そして、陽さんもいつも明るく一生懸命な亜衣さんに惹かれ、2008年に結婚した。

 

オクラの手入れ作業のお手伝い
下に生えている枝・葉を剪定していく。それにより、風通しを良くし、実に栄養がいくようになるのだそう。

 

自衛官から農家に転身した理由
周りから反対されても就農を始めた理由は、自衛隊のある決まりにも関係が!?また、農業の知識をどのように学んだのかを陽さんに伺った。

 

変わった野菜を栽培する理由
とりあえずやってみるという好奇心旺盛なご夫婦。まずは、自分たちが食べてみたい野菜を作るところから始まり、これまでに500品目超えの野菜を作ってきたのだそう!

 

オクラ収穫のお手伝い
先端が柔らかい実を収穫し、大きくて先端が硬い実は切り落とす。オクラの花は1日で散ってしまうが、すぐに実をつけるので、開花して約1週間で収穫ができる。
オクラの収穫時期は7月中旬から10月くらいまで。ピークは8月上旬で、朝夕2回収穫し、コンテナ4個以上(約40kg)を出荷することも!
うさぎ農園の従業員数は9人。今年入社した長瀬丈二さんも元自衛官で、新規就農を目指し、農園で働きながら勉強しているのだそう。

 

元公務員夫婦 就農の苦労
1年目は豊作にもかかわらず売り場を見つけられず、年収はわずか62万円だった。2年目からはマルシェと共にキッチンカーで移動カフェを始めたことで野菜を食べてもらう機会が増え、4年目からようやく軌道に乗り始めた。

 

敷地内に作った加工場へ
馬小屋だった一角を陽さんがDIYで加工場に改造した。現在はお菓子を製造しており、月ごとに箱詰めするお菓子を変えて、オンラインショップで販売している。亜衣さんのアイデアにより、農福連携で加工品を作ることで、地域貢献の活動にも取り組んでいる。

 

オクラたっぷり手打ち生パスタを試食
月野さんご夫婦が初めての野菜の取引先になった「創作料理 花小町」でオクラを使った料理を堪能!工藤は「とにかくネバネバがすごい!他のオクラと比べたら比にならない」と驚愕した。

 

<今回いただいた料理>
・オクラたっぷり手打ち生パスタ

 

<創作料理 花小町>
・住所:〒861-0136 熊本県熊本市北区植木町岩野266-22
・電話:096-272-3789
・公式インスタグラム:https://www.instagram.com/ura_komachi/

 

就農12年目 今後の目標は…
月野さんご夫婦が今後の目標について語った。

見逃し配信

「工藤阿須加が行く 農業始めちゃいました」は放送終了後、
期間限定で無料配信をしております。
※都合により視聴できない放送回もございます。ご了承ください。

お使いの端末ではコンテンツを利用できません。

番組概要

俳優業同様、農業に打ち込む 俳優・工藤阿須加 初冠番組!!
2回の特番を経て、この秋レギュラー番組に!

2021年から自分でも夢だった農業を本格的に始めた俳優・工藤阿須加が「農業をしている人たちの思いを知りたい!」と、農業転身者のもとを訪れ、実際に作業をお手伝い!
“イマドキ就農のリアル”に迫る「工藤阿須加が行く 農業始めちゃいました」。

これまで第1弾、第2弾を放送し、好評につきレギュラー化が決定! 工藤自身にとって初冠となる記念すべき番組が10月よりスタートします。

実は近年、農業へ転職する人が増えています。彼らはなぜ今、農業を始めるのか? イチから農業を始めるのは、かなり思い切った人生の決断。農業を職業にして初めて分かったこと・味わった苦労・得た喜び…。農業を愛する工藤だからこそ語ってもらえるホンネを聞き出し、【農家へ転身した様々な人の“就農のリアル”】に迫ります。

土に触れ、風を感じ、「命の糧」を育む。厳しくも優しい自然と対話しながら、「食物の尊い営み」を知る。そんな暮らしの基本が農業にはあふれています。現代人が失いつつある生きるヒントがこの番組にはたくさん隠されています!

 
【出演】
工藤阿須加

 

工藤阿須加 コメント
――「工藤阿須加が行く 農業始めちゃいました」がレギュラーになることへの感想、意気込み

これまでに2回特番をやらせていただき、農家の皆さんからの「見たよ」という反響がとても大きかったです。農家さんの思いや、日頃どういうことを考えて作業を取り組んでいるのか。いまはTwitterやInstagramなどSNSもありますが、そういうものを使いこなして発信する方がまだまだ多くないので、少しでも農業の魅力を伝える“場所”が増えることがうれしいと言ってくださったんです。そういう声を聞き、自分がやってきたことは間違っていなかったんだと思えました。農家のみなさんの思いを背負わせてもらえるのであれば、微力ですが農業の世界の“リアル”をなるべくまっすぐお伝えできるように頑張っていきたいです。

 

――特番をやっているとき、「これはレギュラー番組化できるんじゃないか?」と思った瞬間はありましたか?
それはないです(笑)。もともとレギュラー番組化するために取り組んできわけでなく、新規就農された農家さんがなぜ農業に興味を持ったのか、転職して農業を選んだ理由、家族のことをはじめ、いろんな問題を抱えながら一歩を踏み出せたきっかけなどを伝えていきたかったんです。番組をご覧になった方々から「こういう番組があってよかった」という反響があり、初めて「レギュラー化できたらいいな」と思ったんです。

 

――初の冠番組がレギュラー番組化されることの感想は?
いま実感しました(笑)。農業にまつわる番組で冠番組を持たせていただけることがすごく光栄で、感謝の気持ちでいっぱいです。改めて言われて、プレッシャーの方が大きくなっちゃいました(笑)。そうか…“冠番組”なんですね。これは大変です(笑)。どうしても専門用語はわかりにくいし、番組に登場してくださる方々の言葉のチョイスで伝わり方が違ってくるでしょうから、新規就農された方々の思いをなるべくストレートに伝えることが僕の役割だと思っています。この番組を100人の方が見てくれたとして、その中で1人でも「自分にとって心が動く番組になりました」、「この番組をきっかけに農業を始めることができました」という方がいてくれたらうれしいです。就農についていろいろな情報が発信できる素敵な教科書、一教材になればいいなと思っています。

 
――レギュラー版でやってみたいことはありますか?
就農して3年後の農家さんがどうなっているのか、5年後は? 7年後は?というのを追っていきたいです。それが新規就農を考えている方、目指している方にとっての教材、教科書になると思うんです。さらに番組を通して関わりを持てた方々と一緒に何かできたらいいなと思います。番組が続けばいろいろな可能性が出てくるかもしれないですね。

 
――レギュラー番組として、毎週の放送を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
農家さんの現状や思いをなるべくストレートに伝えられるよう、僕自身も頑張っていきます! 農業の楽しさだったり、大変さだったりを伝えつつ、最終的には「でもやっぱり自然って大事だよな」ということを届けていきたので、ぜひお時間があれば、いやお時間がなくてもご覧ください!