放送番組審議会

BS朝日第28回 放送番組審議会議事録
BS朝日では、平成19年6月8日に、第28回放送番組審議会を開催いたしました。(2007.8.29)
開催日時 平成19年6月8日(金)午後12時45分-14時40分
開催場所 BS朝日8階大会議室
出席者

15名
出席委員:委員総数8名
近藤龍夫委員長、若林覚副委員長、玉生弘昌委員、近藤大博委員、
水口章委員、吉永春子委員、野村敦子委員、永澤征治委員

 

会社側出席者:7名
神村謙二社長、明石光司常務取締役編成制作局長、伊藤暢生取締役、
岡田亮編成制作局次長、吉野実編成制作部放送番組審議会事務局担当、
松野下真司プロデューサー、有賀史英プロデューサー

 

議題

課題番組「ナッ得!ニッポン」(30分番組、毎週月曜午後9時~)の諮問

講評

(1) 「政府広報」番組ということを考慮すれば、従来の広報番組よりは工夫がある。ただ、現状説明か政策提言かはっきりしておらず、いっそ政策提言に徹したらどうか。
(2) 政府広報番組ながら、テーマの決め方など自主性があると聞いてほっとした。ぜひ今問題になっている「年金問題」も取り上げてほしい。
(3) 「みどりさん」というCGキャラクターに好感が持てない。無知蒙昧な人々に「モノを教えてやっている」という上意下達的な雰囲気は変えたほうがいいのでは。
(4) 政府広報番組というのはたいていはつまらないが、苦しんで、苦労しながら作っている。ただ、単純に「田舎暮らし」を進めるような企画ではなく、日本の農産物の安全性などを科学的根拠も交えながら作ったら、もっと説得力が出るのではないか。
(5) 司会の峰竜太さんの人柄がよく番組のベースを作っており、裁判員制度など分かりやすかった。ただ、予算の関係もあるのだろうが、スタジオセットが少し安っぽいのが気になった。
(6) 日常の疑問を分かりやすく取り扱う姿勢は親しみが持てる。ただ、政府広報の限界か、テーマの選定がひっかかる。もう少し、テーマ設定の部分で戦ってほしい。
(7) 政府広報ながら、個人的には興味深く、現在に合ったテーマが多い。峰竜太のキャラクターも明るく、番組への貢献は高い。双方向番組の特性を生かして、視聴者の反響を生かしてほしい。
(8) CGキャラクター「みどりさん」の口元の「三角」はトゲがあって気になる。これは政府側のテーマ選定とも関係があるだろうが、物事には良い部分も悪い部分もある。データをふまえ、なるべく押し付けがましくなく作ってほしい。