BS朝日

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会社概要

放送番組審議会

BS朝日第58回 放送番組審議会議事録
BS朝日は、平成27年1月23日に、第58回放送番組審議会を開催しました。(2015.1.23)
開催日時 2015年1月23日(金)午後12時45分~2時10分
開催場所 BS朝日大会議室
出席者

近藤委員長
若林副委員長、近藤大博委員、玉生委員、中井委員、水口委員、吉永委員

 

【会社側】
風間代表取締役社長、菊地専務取締役、相原取締役、横山取締役
山田常務執行役員編成制作局専任局長、藤川執行役員編成制作局長、豊田営業局専任局次長
江頭編成部長、江野制作部長、有賀編成担当部長、小林制作部プロデューサー
(事務局)佐藤事務局長、根岸担当部長、北川ライツ・考査室員、堀同室員

 

議題

(1) 会社側より報告
(2) 前回課題番組「昭和偉人伝」について報告
(3) 課題番組「人生を変える7日旅」講評
(4) 次回日程および課題番組について
(5) その他

講評

絶対評価として「相応である」と評価したい。出演者の「独り語り」は番組の個性になっている。
映像が美しく優れていて、テロップの出し方や音楽の選曲も良いが、番組から「訴えるもの」が感じられない。良いシーンや語りもあるが、そうでないものもかなりある。
番組としての狙いどころやこだわりが感じられなかった。
人選にもシーンにもバラつきがある。「旅」なのか「人生観」なのか、どちらにも撮り切れていないため、他の旅番組と変わらず、中途半端になってしまっている。人の心の中をどう深く掘るか、どう美しく見せるか、その両者のバランスが大切。
7日間でやるためには事前の準備が必要であるし、打ち合わせの段階での構成・組み立てを改善すべきではないか。出演する本人の「ブラックボックス」を開けられるかどうかが鍵。
7日間で変わったかというと難しいが、もうひと工夫あれば、番組は面白くなるのではないか。
それなりのハプニング・発見、ミステリータッチがあり、楽しめた。
出演者の人選はどう行っているのか?―(回答)スタッフの打ち合わせで
まず、番組の冒頭で出演者の生い立ちや業歴を説明すると判り易いので、重要ではないか。今、何をしているのか、そして、なぜその場所へ旅に出るのかを丁寧に追ってほしい。例えば俳優・平岳大さんの回では、彼がどんな映画・ドラマ作品に出演していたのか、何を求めて海を渡るのか、を詳しく説明してほしかった。
番組スポンサーの想いやメッセージを伝える、この番組オリジナルの長尺CMを入れ込んでほしい。
普段自分は見ないような番組であったが、久々に心動かされ、考えさせられた。特に、切り絵作家・蒼山さんの回はその紹介「カット」が素晴らしく、驚いた。これから物語に入っていくぞ、という感じがして、すっと内容に入っていくことができた。彼女はふとした一言に女性としての辛さを宿していたり、どこか寂しそうな雰囲気をまとっていたりする人。やはり、本人の強い想いと今の仕事にかける情熱が巧みに出ていて興味深い。
人生や旅を考えるときに参考になり、旅番組の新しいジャンルを創る可能性がある良い番組で、視聴質が期待できる。芸人さんの起用で定番の観光地へ行くような旅番組ではなく、よく考えて人選し、新しく深みのある旅番組のジャンルとして発展させてほしい。視聴層によって人選が変わり、出演者によって感情移入できるか否かが決まるようにも思う。
アーカイブ使用がとても重要な番組だと思う。本人のインタビュー映像などあれば、時代背景も感じることができてとても興味深い。
『あなたへ』『深夜特急』のような作品を目指すのであれば、スタッフに新しいものに挑戦しようとする気概がなければいけない。また、旅と人間ドラマを結び付けるのは難しいが、旅番組が飽和状態にある現在、例えば「城下町へ行こう」のような新機軸を見つけていかなければいけない。
数ある旅番組の中で味付けの違う、新しい紀行型のヒューマンドキュメントであることが判った。
「人生を変える」というタイトルから多くを期待してしまう。「どんなふうに?」と気になってしまうので、いい引きにはなるのかもしれない。見終わった後に、「これからの生き方に活力をもらう」などそういった意味での「変える」なのだと分かった。総じて良くできている。
移動手段なども含め、旅のルートをもう少し丁寧に紹介してほしい。

室伏由佳×ハンガリー 2014/10/17放送
番組の冒頭で、どんな大会でどのような活躍をした方なのか、人物の紹介するべき/自分のルーツを訪ねる旅であり、本人が「変わった」とは思えなかった/「懐かしい」スープを飲み、そして空になった器を映す、という展開では、時間の流れが感じられてよかった/「自分を変える、小さな冒険の旅だった」と、旅を終えた後に残したコメントが響いた。
今井洋介×奄美大島 2014/10/24放送
7日間の旅の前後で明らかに「変わった」と分かり、感動した。山下さん(出演者)との語らいにより大きく変化した様子が見てとれたので、人との出会いが「人生を変える」のだと伝わった/手紙を読んで泣く演出は「よくある」と感じてしまい、オーバーで引いてしまった。感情移入できない場合は違和感を覚えてしまう。
平岳大×ニューヨーク・ボストン・バンクーバー前・後編 2014/11/7,14放送
かつて自分が変わった場所を再訪するという設定で、平さんの人柄はよく伝わってきた。ただ、既に人として出来上がっているため、映像から苦労や悩む様子などは感じられなかった/前・後編に分けるのではなく福澤朗さんの回のように2時間スペシャルで編成する方がよかった/番組を「感激の7日間」と締めくくっていたが、これまでの自分を振り返り、そしてこれからを考える旅であったことがよく分かった。
蒼山日菜×九州・高千穂 2014/12/19放送
分かりにくいが彼女は「変わった」のではないかと思う。スピリチュアルで、重いものを背負っているということが伝わってきた/彼女の作品である切り絵をもっと見せて紹介するべき/人物に興味を持ったが、予定調和でドキュメント性はなかった。
福澤 朗×半生を見つめ直す“中国”炎の旅(2時間スペシャル) 2015/1/9放送
広告代理店時代に出会った上村一夫との関係など、ヒットメーカーの原点の話し触れてほしかった。また、結局美空ひばりとの関係がどうなったのかわからなくて消化不良であった。
戦地に生まれたサヘル・ローズ×祈りの地・四国遍路へ! 2015/1/16放送
理屈なしに楽しめた/彼女の壮絶な生い立ちも紹介してほしかった。

◆次回日程:第59回・4月17日<金>
◆課題番組:「ヨーロッパいちばん旅行記」