放送番組審議会

BS朝日第90回放送番組審議会議事概要
BS朝日は、令和5年1月20日に、第90回放送番組審議会を開催しました。(2023.1.20)
開催日時 2023年1月20日(金)午前10時30分~
開催場所 BS朝日 大会議室
出席者

寺田委員長、安部副委員長、
青木委員、小西委員、中町委員、野村委員、羽田委員
【欠席】佐藤委員

 

【会社側】
浜島代表取締役社長、佐藤取締役・番組審議会事務局長、
藤川取締役、阪本取締役、西村取締役・編成制作局長、
柴田執行役員編成制作局担当局長、水川執行役員営業局長、
有賀編成制作局次長兼編成制作ビジネス部長、井手上プロデューサー
(事務局)佐藤考査担当室長、渡辺番組審査室員

 

議題

(1)会社側より報告
(2)民放連放送基準の改訂にともなう「BS朝日番組基準」の変更について
(3)課題番組「工藤阿須加が行く 農業始めちゃいました」講評
(4)次回日程および課題番組について
(5)その他

配布資料

(1)BS朝日主要単発番組一覧(2022年12月~2023年2月)
(2)BS朝日スポーツ単発放送実績一覧(2022年12月~2023年2月)
(3)2022年度 BS放送 時間区分別視聴世帯・率状況
(4)次回課題番組案
※民放連放送基準の改訂にともなう「BS朝日番組基準」の変更について(前回と同内容)

講評

民放連放送基準の改訂にともなう「BS朝日番組基準」の変更について諮問・答申
・番組に関連する変更部分があったが、社内スタッフへの周知徹底のための勉強会、啓発などは予定しているか。
→(BS朝日 回答)社内スタッフに対し、複数回に渡っての講習会を予定。周知徹底に努める。
諮問どおり、改訂後の民放連放送基準をBS朝日番組基準に引き続き準用することとした。
(2023年4月1日施行)

 

課題番組「工藤阿須加が行く 農業始めちゃいました」
プロデューサーより番組の概要について説明のあと講評。
 
・盛り沢山な番組として楽しく拝見した。編成において、漁業を扱った番組に引き続き、BS朝日の芯のある“ぶれない編成”であると感じた。
・なぜ今農業の番組なのか、理にかなっているところが見受けられた。生産者の減少や、地域創生の観点、物価上昇、食品ロス、転職の選択肢など、社会課題に対する答えが得られる期待感が持てる。
・農業は成功や楽しい事だけではなく、失敗も裏にはあり、自然との闘いだという事が農家の皆さん自身の言葉で説明があった。
・お金の話はタブーともいえる部分だが、よく聞き出していると思った。就農を考えている人、もしくは始めかけている人に向けて売上や年収など一番気になる情報を追いかけていて良かった。
・工藤氏の起用について、東京農業大学出身で、自身も農業をしているため、難しいであろう事もわかりやすく視聴者に伝えられている。工藤氏自身の熱量も伝わってくる。質問も的確で良い。
・番組の目的は、農業を知ってほしいのか、それとも新規就農というビジネスに関心のある方を増やしたいのか、あまりよくわからなかった。
・中身のある情報提供があると良い。また、いきなり就農するというのはかなりハードルが高いように感じるので、より農業を身近にしていくという考え方もあるのではないか。
・サクセスストーリーになっていて、誰がやっても成功するように見えてしまう。本当に辛いことは何か、苦労に勝る幸せはどんなことか、もう少し聞きたかった。
・農業の生産物がどう消費されているか、という点も取材してほしい。
 
【プロデューサーの回答】
Q:番組の視聴ターゲットはどこにおいているか。
A:コロナ渦になって家庭菜園を始める人が増えてきている。
本番組はそんな農業の入り口にいる人、いまはそうでなくとも番組を通して農業に興味をもってくれる人を増やすべく始まった。
どの層に向かってどこまでの情報を出していくか、今後も皆様にご意見をいただきながら試行錯誤していく。
また、「お金」にまつわる情報については意識して提供するようにしている。

 

次回 第91回放送番組審議会は2023年4月21日(金)午前10時30分より開催。
課題番組は「ネコいぬワイドショー」です。

 

以上