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#254

2023年3月12日(日)放送

【徹底解説ニュース最前線①】
持ちこたえられるかウクライナ
精鋭部隊“投入”でも…バフムト陥落危機 両軍が描く戦略の今後

陥落の危機にある激戦地バフムトをめぐり、ロシア側は東部を支配したと主張。一方、ウクライナ軍は、これまで各地の防衛にあたってきた精鋭部隊「第93独立機械化旅団」を投入している。両軍は今後の戦略をどう描いているのか。また、ロシアのミサイル攻撃で、ザポリージャ原発は一時、外部電源が遮断された。復旧できたものの、IAEAの事務局長は、「いつか運が尽きる」と危機感をあらわにする。

 
 


 

【徹底解説ニュース最前線②】
ロシア財政またも赤字 IMF専務理事「壊滅的」と予測

ロシアの財政赤字が止まらない。ロシア財務省は、1~2月の財政収支を2兆5800億ルーブルの赤字と発表。2023年通年で想定していた赤字額の9割に達した。戦費拡大に加え、石油・ガス収入の減少が依然、重くのしかかる。国際通貨基金IMFの専務理事は、来年以降のロシア経済の見通しを「壊滅的」と発言。中期的には、少なくとも7%縮小するとの見通しを述べた。資金面からひも解くロシアの今後は!?

 
 

【ゲスト】
名越健郎(拓殖大学特任教授)
高橋杉雄(防衛省防衛研究所防衛政策研究室長)

名越健郎氏

高橋杉雄氏


 

【こだわりたいニュース】

2015年9月に起きた熊谷6人殺害事件で、妻と2人の娘の命を奪われた加藤裕希さん。最初の殺人事件が起きた際、埼玉県警は、熊谷署から逃走していたペルー国籍の男を「参考人」として全国に手配していた。県警による周囲の住民への注意喚起は十分だったのか。加藤さんは裁判を起こしたが、一審は敗訴。控訴審は3月10日に結審し、判決は6月27日に決まった。司法は、住民の安全と安心をどう考えるのか。

 
 


【司会】
菅原知弘(テレビ朝日アナウンサー)
上山千穂(テレビ朝日アナウンサー)
【アンカー】
木内登英(野村総研エグゼクティブ・エコノミスト/元日銀審議委員)

 


※都合により内容等、変更の場合もあります。