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    #103

    田中角栄 生誕100年

    写真:毎日新聞社/アフロ

    2018年5月4日は田中角栄の生誕100年。今でも田中角栄に関連する書籍が多数出版され、名言や政治家としての功績が多くの人々を魅了している。“田中角栄待望論”という言葉すら生まれる世相の背景には何があるのか。いわく「今もし田中角栄氏が生きていたら、現在の日本でどんなかじ取りをするだろうか…。彼のような政治家が現れてほしい」。小学校卒の宰相が、戦後の日本の未来を見据えて大胆不敵に立ち回った昭和40年代の日本。並み居るエリート官僚たちの心をわしづかみにする操縦力。その人間としての魅力はどのようにして育まれたのだろうか。今回は、そんな“今こそ知りたい田中角栄”の人間力と功績の数々を、当時の時代を彩るヒット曲を交えて紹介する。
     
    ●角栄の原点! 雪国から乗った上り列車
    田中角栄の政治家としての原点は故郷にある。雪深い新潟の小さな村に生まれた角栄は、朝から晩まで働き詰めの母の姿を見て育った。当時、出稼ぎの人数が日本一だった新潟。太平洋側と日本海側の大きな格差を感じながら上り列車に乗った15才の角栄。
    今年生誕100年を迎える田中角栄。その原点を求めて、地元・新潟を徹底取材。
    雪に閉ざされた故郷に残された痕跡を辿る。
     
    ●徴兵された角栄! その痛切な戦争体験とは…
    上京した角栄は、昭和12年、苦難の末に土木事務所を立ち上げるが翌年に徴兵。過酷な軍隊生活と生死をさまよう肺炎が彼を苦しめた。この体験が、戦後なによりも平和を求める政治家としての信念を貫かせることになる。
     
    ●若き血の叫び! 権力の階段を駆け上る角栄
    昭和22年、初当選した角栄のスローガンは「若き血の叫び」。以後、信じられないスピードで政治家としてのキャリアを積んでゆく。実は角栄は戦後を代表する5人の宰相に仕えた。幣原喜重郎、吉田茂、岸信介、池田勇人、佐藤栄作。皆、戦後日本の復興を担った政治家たちだ。角栄は彼らから何を学び、自らの総理としての生き方に生かしたのだろうか。
     
    ●決断と実行の政治とは…
    昭和47年7月、54才で内閣総理大臣に上り詰めた角栄。尋常小学校卒業の総理誕生は、国民の絶大な支持を得て、“庶民宰相”“今太閤”ともてはやされた。そして、その人気をばねに次々にその政策を実行に移した。少年時代からの悲願ともいえる「日本列島改造論」、歴史に残る「日中国交正常化交渉」、その舞台裏で何があったのか!? 当時の中国首相・周恩来との息詰まるような交渉の真実が明かされる!
     
    ●田中角栄、最大の試練
    雑誌記事から始まった、金脈問題。ついに角栄は総理退陣を決意する。そして次に起きたロッキード事件。長い裁判の中で格闘した角栄の苦悩とは? そして、バッシングの背景には何があったのか? その真実に迫る!
     
    ●田中角栄の底力! その人間力に迫る
    人々を魅了して止まなかった“人間・田中角栄”。その力の源泉には何があったのか。圧倒的な人間力、その魅力を、角栄と直接関わった人たちの証言を軸に描き出す。地元・新潟、生誕100年を記念して公開される生家には、今なお角栄を慕ってやまない人たちの声が響く。