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#25

兵馬俑 最新研究で甦る始皇帝の最強軍団

累計発行部数3000万部を超える漫画「キングダム」で描かれる秦の始皇帝による中華統一。その始皇帝の軍団は、実際にはいかなるものだったのか?その真実にせまります。

1974年に中国で始皇帝陵付近から、人や馬をかたどった兵馬俑が発見すると世界を大いに驚かせました。
8000体にもおよぶ発見も、当初はこの特別な遺物の全貌を明らかにしませんでした。
これまでに研究者たちは改めてこの兵馬俑の研究を推し進めて、2000年以上前に土で出来た軍団を生み出した人々について新たな発見をしました。
ロンドン大学と兵馬俑博物館が共同で行った研究についての独占取材で、明らかになった新事実に迫ります。

兵馬俑は2200年もの間、人知れず眠り続けて来ました。
この軍団は、古代中国を統一し国家を総べるための言語や通貨、法律などを整備した秦の始皇帝のために建設された陵墓の一部として作られました。
考古学者と科学者たちは、戦士たちの頭部を3Dモデルにすることで、これら8000体はどれ一つ同じ顔のものはなく、一体ずつ具体的な個別のモデルがいて、限りなく実際の始皇帝の軍団を再現したものであること、また当初は彩色されていたことを発見します。
また兵士の足元で発見された槍や弓弩の金具から、これらの武器がレプリカなどではなく、実際に使用可能なものだったことを突き止めます。
さらにこのことで、始皇帝の軍団が実際にどのような編成だったのか?という事実を明らかにしていきます。

© Lion TV 2013

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